ビジネスの強力な助っ人に

 ビッグクラッピーの集客力、広告効果をすでに実感した会社もある。クラウド人事労務ソフトを販売するSmartHR(東京・千代田)は、展示会で導入。ブース前に設置したところ、クラッピーに興味を持ちブースを訪れる人が後を絶たず、そのまま商談につながるケースが非常に多かったという。獲得名刺枚数は倍増した。

 同社マーケティング・企画の唐澤詩織氏は、「おかげで呼び込みを担当した社員の精神的・体力的負担が減った。小売・飲食業の方は自身の店舗への導入にとても高い関心を示しているのを肌で感じた。顧客とのコミュニケーションが重要視される業界やシーンでは、大きな効果を発揮するのでは」と話す。

“拍手バカ”が行き着いた究極のロボット(画像)
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“拍手バカ”が行き着いた究極のロボット(画像)
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呼び込みはビッグクラッピーに任せて負担も減らせる。「今後も展示会での重要な呼び込み要員として活用していきたいと考えています」(唐澤氏) 画像提供/SmartHR

 「店頭」モードを含め、「どこでも」「会社」「飲み会」「お誕生日」など10のシーンに合わせて500以上のセリフが設定されている。さらに専用のiOSアプリと連携するとマニュアルで拍手ができたり(マニュアルクラップモード)、スマートフォン内の自分の音楽を自動分析し合わせて手拍子をしたり(マイミュージックモード)、好きな言葉を録音しビッグクラッピーの声に変換して再生したり(カスタム発話機能)できる。

 しばらく人が近づかないと「あ~ヒマ」と独り言を言うなどエンタメ性に隙がない。例えば小学校などでは子供たちを楽しませながら防犯にも役立ちそうだ。

 2018年にラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)でも反応が上々で、問い合わせが相次いでいる。

 米国では6月からkickstarterを通じてクラウドファンディングで展開する予定。「アメリカではクラウドファンディングにすることが最大の広告になる」と高橋社長。

重量のある腕でいかに良い音を鳴らすかに苦心したという。スムーズかつ機敏に動かすため、ソレノイドという特殊なコンバーターを採用している。120万回の拍手実験にも耐えた
重量のある腕でいかに良い音を鳴らすかに苦心したという。スムーズかつ機敏に動かすため、ソレノイドという特殊なコンバーターを採用している。120万回の拍手実験にも耐えた
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