「作業机」としてのYogibo

 これまでのビーズソファは腰掛けるか、足を投げ出してもたれかかるくらいしかできなかった。Yogiboの場合はその大きさと特殊繊維のカバーのおかけで、椅子、リクライナー、ベッド、ソファと自在に用途を使い分けられる。それらに加わる用途として、「作業机」としての使い方を教えてもらった。

Yogiboは作業机としても活用できるという
Yogiboは作業机としても活用できるという
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Yogibo Maxでタイピングをする筆者。クッション上でもPCの作業が問題なく可能な安定感がある

 「細長い面を底にして、ヨギボーの真ん中あたりに座ります。すると前面は盛り上がっているのでパソコンなどを置けて、ちょっとした机みたいになります」(岸村氏)

 パソコンの位置はグリグリと押し込むことでベストポジションに調整が可能。タイピングをしても、クッション部分がブレないほどの安定感がある。もちろん集中して取り組む作業は普通のデスクのほうが適していると思うが、軽い作業や動画の視聴はYogiboの上のほうが快適かもしれない。

ソファの新しい選択肢を提供する

 Yogiboの広がりは一般家庭だけにとどまらない。その特徴を生かして、施設やイベントで導入する事例が着々と増えている。例えば漫画喫茶にYogiboを置いた部屋を設けると、その部屋の売り上げは140%アップしたという。Yogiboの一度座ったら二度と立ちたくなくなる特性を生かし、滞在時間を延ばしたい温泉施設やカラオケルームにも導入されている。その他にもオフィスの休憩スペース、グランピング施設、TEDの会場にも置かれるなど、さまざまなシーンで活用されているYogibo。今後の国内市場での展望について、岸村氏はこう語る。

 「あと3年で店舗数を120店まで増加させることを計画しています。なぜ僕らはYogiboを広めたいかというと、今まではソファを購入するとき、カウチソファやローソファなど限られた製品しか選択肢にありませんでした。でも僕らは新しいソファの選択肢として、Yogiboを提案したいんです。日本全国の人たちに一つの選択肢として知ってほしい。でも、選択肢が増えた中でYogiboを選んでもらわなくてもいいと思っています。最終的にはお客様が決めることですから、その選択を尊重したい。多い選択肢の中から選ぶことで、家具への満足感や本人の幸福感につながると思います」

表参道駅からほど近い場所にあるYogibo Store 青山店。販売スペースだけでなく、商品の体験ゾーンやショールームも設けられている
表参道駅からほど近い場所にあるYogibo Store 青山店。販売スペースだけでなく、商品の体験ゾーンやショールームも設けられている
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 ソファの新たな選択肢として認知が広がっているYogibo。優しく包み込んでくれるそのクッションに背を預ければ、人はたちまちダメになってしまう。ぜひ一度、その極上の気持ちよさを体験してほしい。

(文/田中一成)