「第2の大阪☆春夏秋冬を見つける」

アイドルグループの大阪☆春夏秋冬。左からYUNA、RUNA、MAINA、EON、ANNA、MANAの6人メンバー 写真/郡谷謙二
アイドルグループの大阪☆春夏秋冬。左からYUNA、RUNA、MAINA、EON、ANNA、MANAの6人メンバー 写真/郡谷謙二
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 「第2の大阪☆春夏秋冬を見つけたい」――TIF2017をプロデュースする菊竹氏は「TIF2017 全国選抜LIVE」に向けて同イベントの役割をそう例えた。

 菊竹氏の言う「大阪☆春夏秋冬」とは何者か。

 2010年、奈良の平城遷都1300年を記念して作られたアイドルグループ「万葉シャオニャン」をルーツとする大阪のローカルアイドルである。その名の通り、メンバーの1人を除く全員が大阪出身・大阪育ちだ(1人は名古屋出身)。TIF2015で「見つかったアイドル」として一気にブレークし、直後の渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライブを成功裏に終わらせた。2016年にはTIF、アイドル横丁、@JAM×ナタリーEXPOという大型アイドルフェスのメインステージに立ち、2017年1月には新曲「New Me」をリリース。5月から東名阪ツアーを始める。

※大阪☆春夏秋冬のインタビュー記事はこちら

アイドルグループ 山口活性学園をマネージメントしている玉乃井氏
アイドルグループ 山口活性学園をマネージメントしている玉乃井氏
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 大阪☆春夏秋冬と同様、地方に拠点を置きながらも、中央で人気が急上昇しているのが「山口活性学園」だ。その名の通り、山口県を拠点に活動している山口活性学園は、2016年のU.M.U AWARDで準グランプリとなったローカルアイドルグループだ。同グループをマネージメントしているファイブリッジミュージック代表の玉乃井信彦氏によれば「最初は素人の集まりから始まった」。それが今では、夏の大型アイドルフェスの常連となる成長ぶりを見せている。

 地方色の濃い山口県でアイドル活動を続け、そして育成していくのは、東京や大阪など恵まれた環境に比べてはるかに難しい。しかし、そうした困難こそがアイドルやスタッフの闘争心に火を付け、「中央に負けない」アイドルを育てるキッカケとなったことは、玉乃井氏の言葉からうかがえる。

 「メンバーは、中央のアイドルに負けないよう、めちゃめちゃ厳しく育ててきました。ローカルアイドルは、地方メディアにさえなかなか出られないから、とにかくライブで知名度を上げるしかありません。中央のアイドルに絶対クオリティーで負けたくないという気持ちが強くありました」

 なぜ、そうまでして地方を拠点にアイドルを育成し続けるのか。その理由を玉乃井氏は、以下のように語った。

 「山口県在住の次の世代の子たちにサクセスストーリーを見せてあげたいからです。もし成長の途中で県外に拠点を移してしまったら、そのサクセスストーリーは別物になってしまいます。でも、山口を拠点に活動すれば、県内にお客さんを引っ張ってくることもできます。そういう様子は、山口にいる子たちにもじかに伝わりますよね。だから、山口を拠点に活動すること自体が大切なんです」