東南アジアを視野に入れた輸入車モデル、活気を取り戻した国内モデル

250ccのオートバイが活気を取り戻している理由(画像)
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 また、現在のバイクシーンが目まぐるしく変化していることもユーザーの高い関心を呼んでいる要因だろう。国内の市場規模は小さくなったが、業界のグローバル化が進んだことで実に多彩な車種を選択できるようになった。ハーレー(米国)やドゥカティ(イタリア)、BMW(ドイツ)、そしてKTM(オーストリア)といった輸入車は信頼性向上やディーラー網が整備されたことでうんと身近になっているほか、巨大な二輪市場をもつインドや東南アジア(ASEAN)でのマーケット開拓を見据えた中排気量の新型車もラインナップに加わっている。例えば2015年に登場し、またたく間にドゥカティの人気車種となった「スクランブラー」はタイの工場で生産され、800㏄モデルと普通自動二輪免許で乗ることができる400㏄モデルが用意されている。

 一方ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの国内4社は大型モデルと併せて、車検がなく維持のしやすい250ccクラスに意欲的な新型車を続々と送り込んでいる。つい10年ほど前は年を追うごとに厳しくなる排ガス規制などの影響でラインアップが激減していたこのクラスだが、現在はすっかり活況だ。今年、ホンダがリリースした250ccのアドベンチャーモデル「CRF250 RALLY」などは、同社のダカールラリー参戦マシン、「CRF450 RALLY」を受け継いだスタイルを採用するなど大型自動二輪免許を持っている人でも欲しくなる唯一無二の価値をもつ魅力的なモデルだと思う。

 そんな現在のトレンドも踏まえつつ、会場のなかで注目度の高かったモデルを紹介していきたい。

普通自動二輪免許でも乗ることができる「ドゥカティ・スクランブラー Sixty2」。現在、世界的な流行にもなっている“ネオクラシック”調のスタイリングが人気だ(写真提供:ドゥカティ)
普通自動二輪免許でも乗ることができる「ドゥカティ・スクランブラー Sixty2」。現在、世界的な流行にもなっている“ネオクラシック”調のスタイリングが人気だ(写真提供:ドゥカティ)
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2017年2月に登場したばかりの「ホンダ CRF250ラリー」。オフロードバイクをベースに高速巡航時の快適性を高めるウインドスクリーンや大容量燃料タンクを装備。オンロード、オフロードを問わずに楽しめるこうしたモデルを近年はアドベンチャーバイクと分類している(写真提供:ホンダ)
2017年2月に登場したばかりの「ホンダ CRF250ラリー」。オフロードバイクをベースに高速巡航時の快適性を高めるウインドスクリーンや大容量燃料タンクを装備。オンロード、オフロードを問わずに楽しめるこうしたモデルを近年はアドベンチャーバイクと分類している(写真提供:ホンダ)
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