2016年4月6日、吉野家が「豚丼」を約4年ぶりに“復活”させる。

2016年4月6日発売される「豚丼」は並盛り330円(4月6~12日は300円で販売)
2016年4月6日発売される「豚丼」は並盛り330円(4月6~12日は300円で販売)
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 吉野家の豚丼は牛丼の販売休止期間の代替商品として、2004年3月から2011年12月まで販売されていたもの。「販売休止後も再登場を望む声が多かった」(吉野家の河村泰貴社長)という。今回、価格も当時(2005年10月以降)と同じ並盛り330円で提供する。

以前販売していたときの調査によると、豚丼を食べた人の約4割が「ほぼ毎日豚丼を食べている」と答えたという
以前販売していたときの調査によると、豚丼を食べた人の約4割が「ほぼ毎日豚丼を食べている」と答えたという
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 なぜ今、豚丼を復活させるのか?

 その背景には2014年12月に実施した牛丼の値上げがあるようだ。「豚丼は値上げ後に下がった客数が回復しなかった場合の策として検討していたものの一つだった」(河村社長)

 2015年度の既存店の実績を見てみると、「牛すき鍋膳」といった高単価メニューの人気などで客単価と売り上げこそ前年比100%を超えているものの、客数は88.5%と前年割れの状況。その対策として打ち出されたのが豚丼というわけだ。「牛丼とは異なるニーズに応えられる商品。年間2000万食以上は売りたい」(河村社長)という。

以前の豚丼と何が違うのか?

 実際に復活した豚丼を食べてみると、以前のものと味も量も変わらない印象。「以前のレシピを忠実に再現した」(河村社長)という。

 一方、以前と違うのは、キムチ、ねぎ玉(ネギ+生卵)、半熟玉子、チーズと、トッピングの種類が多いこと。もともとリピート率の高い商品だが、味のバリエーションでさらにリピートを誘う作戦のようだ。

チーズをトッピングした「豚チーズ丼」(並盛り430円)
チーズをトッピングした「豚チーズ丼」(並盛り430円)
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吉野家はなぜ「豚丼」を復活させるのか?(画像)
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テレビCMにはタレントの千原ジュニアを起用。商品発表会の日が42歳の誕生日ということで、豚肉を42食分盛った“巨大豚丼”が贈られた
テレビCMにはタレントの千原ジュニアを起用。商品発表会の日が42歳の誕生日ということで、豚肉を42食分盛った“巨大豚丼”が贈られた
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(文/山下奉仁=日経トレンディネット)