数年前から、女性の間で「ふんどし」が話題になっている。ネットの書き込みにも、「冷え性やむくみが改善された」「下着の締めつけから解放された」「ひもを結ぶ手間がいい」などの意見が多い。テレビでふんどしを愛用する女子、通称「ふんどし女子」の特集が組まれてから一気に知名度が上がり、その人気はまだまだ衰えていないようだ。
女性はなぜ、ふんどしに魅せられたのだろうか。その理由を探るために筆者も人生で初めてふんどしをつけることにした。
乙女心を刺激する、おしゃれに進化したふんどし
早速注文しようと、ネットでふんどしを検索。ふんどしというと、みこしの担ぎ手がつけている、ねじった布をおしりに食い込ませるものを想像するが、女性用のふんどしはかなり進化していた。
主流のふんどしは2種類。昔から下着として使われてきた1メートルほどの長方形の布の端に紐をつけた「越中ふんどし」と、越中ふんどしが簡略化された「もっこふんどし」だ。どちらもおしりを包み込むタイプなので安心した。ちなみにみこしの担ぎ手がつけているのは「六尺ふんどし」というらしい。
最近のふんどしは、オーガニックコットンやリネン(亜麻)など肌にやさしい天然素材を使っており、防菌・消臭効果などにも優れているものが多い。色や柄も豊富で、リラックスウエアに近い感覚でも身につけられそうだ。