組み立ては8アクションから1アクションに進化

 「今回リニューアルした折り方は日本で独自に考えたのではなく、米国ですでに発売されていたモデルの折り方を使いました。米国では、アイテム数が非常に多く、日本ではその10分の1以下しか商品化していません」と加藤氏は言う。今回、新たに採用したのは、「ファーストホールド」という折り方。従来の「ベーシックセットアップ」が8アクションで組み立てられたのに対して、「ファーストホールド」は2アクションでの組み立てが可能。しかも畳んだ状態のときは従来品よりも薄く小さくなるのだ。さらに、段ボールの貼り付け面が増えているので、耐久性も向上している。

 さらに「ワンアクション」の折り方で組み立てられるタイプも新発売した。バンカーズボックスの一番人気商品「703」とサイズは同じだけれど、持ち手が斜めに切られて持ちやすくなり、より強度が上がった「701」だ。これがバンカーズボックスのフラッグシップモデルになる。一瞬で組み立てられて、しかも、従来の703よりも積み上げに対する強度が向上している。斜めになった持ち手も、重いものを持ちやすいスタイルだ。

「701」はワンアクションで組み立てられる

 「今回のリニューアルでは、持ち手部分も変更しています。従来の703は、持ち手の穴が少し狭くて、持ったときに指が当たって痛いことがありました。そこで、持ち手の穴の上下左右の幅を広げ、より持ちやすくしています。また、ふたは、深めにして耐久性を上げ、サイズを少しタイトにしてしっかりと閉まるようにしています」と加藤氏。ロングセラーゆえに放置されていた欠点を、きちんと拾って改善しているのだ。段ボールの断面のギザギザが当たって痛くないように、より波の細かい裁断刃を採用したりと、使い勝手全般にわたってリニューアルされている。

左は701、右は703。持ち手や内側の補強部分が異なる
左は701、右は703。持ち手や内側の補強部分が異なる
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 といっても、今回のリニューアルは、従来の製品をリプレイスするものではないそうだ。従来のデザインでそろえたいユーザーが多いということもあり、両者を並行して販売するという。最も、701のような新製品は新しいデザインのみでの発売になる。

 ちなみに型番に何か意味はあるのかと加藤氏に尋ねたところ、「とくに意味はないんです。米国での納品時の型番だったという話もありますが、本当のことは分かりません」という答えだった。各国ごとにロゴも変えていいという方針や型番といい、フェローズはかなり自由度が高い会社のようだ。そのフェローズだが、バンカーズボックスから始まって、シュレッダーが大ヒットし、空気清浄機や昇降デスクなどを生産、販売するオフィス全般のソリューションメーカーへと成長している。

■変更履歴
「ベーシックセットアップは3アクション」は誤りで、正しく「8アクション」でした。また、703は「持ち手の穴の上下左右の幅を広げている」「波の細かい裁断刃を採用している」ことが正しい情報でした。お詫びして訂正します。[2018/02/27 18:50]