保管箱から整理箱へ。日本ではおしゃれな道具箱

 バンカーズボックスは以前も米国からの輸入品として日本に入ってきていたが、21年前に日本法人ができてからは、日本で流通しているものは、基本的に国内で生産されているそうだ。

 「バンカーズボックスは、もともと、地域や国によって書類サイズやユーザーの用途が異なることから、それぞれの国の事情に合わせた製品が作られているんです」と、フェローズジャパン、Expansive Teamの加藤永嗣氏は話す。当初は、書類の規格が日本に似ているオーストラリア製のものを輸入していたが、すぐに国内での生産に移行したそうだ。基本的に伝統のバンカーズボックスのデザインを踏襲。米国では膨大なラインアップが売られているが、その中から、日本市場に合わせて選択し、日本用にアレンジしたものを販売してきた。

フェローズジャパン、Expansive Teamの加藤永嗣氏
フェローズジャパン、Expansive Teamの加藤永嗣氏
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 2017年12月のリニューアルは久しぶりの完全刷新だ。しかも、リニューアルしたのはデザインだけではない。段ボールの構造、持ち手の切り込みのサイズや位置、紙の質、折り方まで、全面的にリニューアルしているのだ。

 側面にデザインされている独特な2行のマス目は廃して、ガイドだけを残してスッキリとさせた。型番を囲む罫線もなくし、書体も現代風に変更。「日本ではマス目はあまり使われていないようなので、思いきってなくしました。でも、文字などを書くこともあると思うので、下にガイドを付けたんです。フェローズのロゴの配置など、細かくデザインを見直しています」と加藤氏。米国では、一般的に倉庫に積む保管箱として使われているが、日本では室内に置く整理箱としての使用が多いので、部屋に置くことを考えたデザインにしたのだそうだ。

左が旧703、右がこのたびリニューアルした新703S。デザインだけでなく、組み立て方や取っ手の切り方、ふたの深さなどもリニューアルされている
左が旧703、右がこのたびリニューアルした新703S。デザインだけでなく、組み立て方や取っ手の切り方、ふたの深さなどもリニューアルされている
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■変更履歴
「地域や国ごとに独自のデザインが認められている」は誤りで、正しくは「地域や国によって書類サイズやユーザーの用途が異なることからそれぞれの国の事情に合わせた製品が作られている」でした。また、「デザインや書体を見直している」は、「ロゴの配置など、細かくデザインを見直している」でした。お詫びして訂正します。[2018/02/27 18:50]