未完成のまま出荷して電子レンジで完成させる!?

 味の素冷凍食品の「きちんとおかず」シリーズの大きな特色は、味付けを完成させてから冷凍する従来の冷凍食品と違い、電子レンジで調理しながら味付けを完成させること。新技術で調味料を固形化した“濃縮味しみキューブ”が電子レンジ調理のときに溶けて素材に染み込み、肉や野菜の食感や彩りが良く仕上がるそうだ。「従来の冷凍食品は保存状態であっても野菜の水分が出て食感が悪くなったり、色落ちしたり、揚げ物の衣がベチャベチャになってしまうことが多かったが、この方法で鮮やかな色味と食感、味を実現できた」(金澤氏)。

 「とろとろ角煮 チンゲン菜添え」を食べてみた。角煮もさることながら、驚いたのはチンゲン菜の食感。一般的な冷凍野菜、特に葉物野菜は加熱すると水が出てクタッとなるもの。だが太い茎の部分はもちろん軟らかい葉先まで完全に火が通って味が染みているのに、シャキシャキした歯ごたえがある。味もよく、厚みのある角煮が3切れと意外にボリュームもあり、400円以下なら買い置きしておきたいと思った。

 一方、「ぶた肉ミルフィーユ ぶた肉と白菜の重ね蒸し」は味こそよかったものの、ほぼ白菜ばかりで量も少なく、これで330円は正直、割高に感じられた。しかし同社によると、同品と「ロールキャベツ ポトフ仕立て」の2品はあえてボリュームを抑えているという。「野菜主体の2品は47kcal、91kcalと非常に低カロリー。ダイエット中でもおいしいものを食べたい人や、手をかけた野菜料理をほんの少量だけ食べたいシニアの方に好評」(金澤氏)とのこと。

最もよく売れているのは「とろとろ角煮 チンゲン菜添え」。家庭でたった今調理したばかりのような、チンゲン菜のシャキシャキした食感に驚いた
最もよく売れているのは「とろとろ角煮 チンゲン菜添え」。家庭でたった今調理したばかりのような、チンゲン菜のシャキシャキした食感に驚いた
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「ぶた肉ミルフィーユ 豚肉と白菜の重ね蒸し」の出来上がりはこんな感じ
「ぶた肉ミルフィーユ 豚肉と白菜の重ね蒸し」の出来上がりはこんな感じ
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調味料を固形化した「濃縮味しみキューブ」が電子レンジ調理のときに溶けて素材に染み込み、肉や野菜の食感や彩りが良く仕上がるという
調味料を固形化した「濃縮味しみキューブ」が電子レンジ調理のときに溶けて素材に染み込み、肉や野菜の食感や彩りが良く仕上がるという
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