トイレやシャワー設備のない日本独自の仕様も

 そうしたユーザーのニーズの変化に応じてキャンピングカー自体も進化している。

 「自宅と同じように快適に過ごせる『動くリビング』が近年のキャンピングカーのトレンドです。そこで欠かせないのが電源システムの強化。車内でテレビやDVD、PC、電子レンジ、冷蔵庫といった電気製品を不安なく使用できるようルーフにソーラーパネルを装着するモデルなどが増えてきました。また、日本は欧米に比べてコンビニや温泉施設などが充実しているため、従来のキャンピングカーでは当たり前だったトイレやシャワーがない日本独自の仕様も目立ってきています」(矢久保事務局長)

右肩上がりのキャンピングカー市場、日本独自仕様も(画像)
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日産自動車は大容量リチウムイオンバッテリーを搭載した「NV350キャラバン グランピングカー」を出展。これはホテルのように快適でラグジュアリーなキャンプスタイル、すなわちグランピングをコンセプトに開発されたものだ。同社の電気自動車、リーフで培った高効率な電源システムを採用し、家庭用エアコンやIH調理機など、消費電力の大きい電気製品の同時使用を可能にしている。
ちなみにこうしたワンボックスカーの車内を架装したタイプのキャンピングカーは「バンコンバージョン」(バンコン)と呼ばれている。
日産自動車
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バンコンと並んでポピュラーなのが商用トラックやワンボックスカーをベースにキャビンを架装した「キャブコンバージョン」(キャブコン)。屋根が高く、居住空間がゆったりしているのでファミリーユースに適している。
写真はオートショップ・アズマ(埼玉県越谷市)の「エム・ホルーヴァ ミア ベンチタイプ」というモデル。ポップアップルーフを採用することで走行中の全高を抑え、都市部の立体駐車場などにも対応できるのが特徴だ。車両本体価格は380万円。
オートショップ・アズマ