通販だからインパクトのある商品ができた!?

 同社がこうしたユニークなフリーズドライ食品の開発を始めたのは、2013年以降。「今までにないフリーズドライ商品を作ってほしい」という、当時の社長直々の要望で新たな開発室ができたことがきっかけだという。その後、自由な発想の商品開発に本腰を入れ始め、「土瓶蒸し」「総菜」「皿うどんの餡」などの商品が発売されて好評を得たそうだ。

 また通販用だったので、比較的自由度の高い商品設計ができたことも、ユニークな商品を生み出せた理由のひとつ。「スーパーやコンビニ向けの商品の場合、社内から『100円でも高い』『もっとコンパクトなサイズにしないと置いてもらえない』など、さまざまな意見があった。しかし通販の場合、そうした制約は比較的少なかった」(島村室長)。

 一般的に通販でメインとなる顧客年齢層は60代。だが一般のフリーズドライ食品と異なり、今回再発売する2品はそれよりも若い世代が多く買っているという。意外性があるのでイベント用やプレゼント用などにも使われており、「通常のフリーズドライ食品とは別の価値を認めていただき、多少高額でも受け入れてもらえているようだ」(島村室長)という。

アサヒグループ食品 アマノ通販事業部 ABC+開発室の島村雅人室長。これまでに試食したフリーズドライ食品は、軽く1万食を超えるという。「良い意味での想像を超えるモノづくりを目指していきたい」という
アサヒグループ食品 アマノ通販事業部 ABC+開発室の島村雅人室長。これまでに試食したフリーズドライ食品は、軽く1万食を超えるという。「良い意味での想像を超えるモノづくりを目指していきたい」という
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