日本ケーブルテレビ連盟とIIJによるプラットフォームを活用

 SAKUケーブルスマホとケーブルモバイルでは、日本ケーブルテレビ連盟がIIJと連携してケーブルテレビ事業者向けに提供する「MVNOプラットフォーム」というサービスを活用して、格安SIMサービスを運用している。

 MVNOプラットフォームは、回線を提供する通信会社との調整やスマホ端末の調達といった共通化の可能な業務が集約されたサービスで、規模の小さなケーブルテレビ事業者でも格安SIM市場に参入しやすい。

 MVNOプラットフォームが登場したのは2014年10月。「(MVNOプラットフォームが登場する前から)MVNOへの参入を考えていた」とする愛媛CATVでは、同年の12月にケーブルモバイルをスタート。

 一方の佐久ケーブルテレビは、2016年3月にSAKUケーブルスマホの提供を始めた。「テレビ離れが進むなか、顧客への新たなアプローチ手段の一つとして格安SIM/格安スマホの提供に至った」とする。

料金プランは各社の独自仕様

 同じプラットフォームを採用したケーブルモバイルとSAKUケーブルスマホだが、料金プランはそれぞれ独自の内容となっている。両社の料金プランをまとめてみた。

ケーブルモバイルの料金プラン(単独契約向け)
ケーブルモバイルの料金プラン(単独契約向け)
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 ケーブルモバイルの料金プランは、低速使い放題(上り/下り最大200kbps)の「標準プラン」(音声付きSIMの月額料金1580円)を軸に、必要な通信容量をプラスするスタイル。容量は月1GBの小容量から月50GBの大容量まで幅広く用意している。

 各通話最初の10分間が無料となる通話定額オプションも、月額830円で提供している(10分を超えた通話料は30秒当たり10円。専用ホームアプリから発信するか、番号の先頭に「0037692」を付与してから発信)。

 また、インターネットやケーブルテレビなど、愛媛CATVが提供している他サービスを利用しているユーザーであれば、月額料金から200円が割り引かれるのも特徴といえるだろう。

 SAKUケーブルスマホでは、単独契約向けの料金プランの他に、複数回線で通信容量をシェアできる「マルチプラン」を用意。月5GBや月7GBまでの中容量プランでも音声付きSIMを最大5枚まで利用できるのが特徴的だ。3人で毎月5GBを分け合うケースなど、必要な容量と回線数によっては、本家IIJの格安SIM「IIJmioモバイルサービス」(以下「IIJmio」)よりもお得となる。

 SAKUケーブルスマホでは、通話定額オプションは提供していない。しかし、30秒あたりの通話料が半額の10円になる通話料割引サービスを用意している(発信専用アプリを使うか、番号の先頭に「0037691」を付与してから発信)。ケーブルモバイル同様に、佐久ケーブルテレビの加入者には月額料金から200円を割り引く。

SAKUケーブルスマホの料金プラン(単独契約向け)
SAKUケーブルスマホの料金プラン(単独契約向け)
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SAKUケーブルスマホのマルチプラン
SAKUケーブルスマホのマルチプラン
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