ネット通販では売れ行き不振?

 最近では、単純なコストパフォーマンスだけでなく、独自の付加価値を搭載することで売り上げを伸ばしているジェネリック家電も少なくない。2014年秋には、障害物検知の精度を高めた2万円台の格安お掃除ロボ「ラクリート CZ-907」(シー・シー・ピー)や、税込み5000円弱ながら一般的なドライヤーより3割以上大きな風が起こせる「バックステージモンスター KCD-W700」(小泉成器)などがヒットを飛ばしている。

「ジェネリック家電の注目度が高まるとともに、そのカテゴリ全体の製品品質も上がっています。そのため、安さと品質だけでは他商品に埋もれやすくなり、独自の武器を持ったモデルが目立つようになっていきました」(ノジマ イオンモール幕張新都心店)

小泉成器「バックステージモンスター KCD-W700」
小泉成器「バックステージモンスター KCD-W700」
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 格安で高品質、かつ独自の武器を備えたジェネリック家電はカテゴリーの枠を超えてどこでも売れるヒット作になることも珍しくない。しかし、目立った武器のない地味な製品はリアル店舗で売れていても、ネット通販ではさっぱりということもあるようだ。

「ジェネリック家電は全般的に知名度が低いため、ネット通販サイトで大きく取り上げられたり、売れ筋ランキングで上位にランクインすることはあまりありません。そのためリアル店舗の売り場に来て、『こんな安くてよい製品があるんだ』と驚く人がけっこういます。店舗で製品をまとめ買いする際、全体の予算との兼ね合いから、地味だけど高品質なジェネリック家電が最終的に選ばれるわけです」(大手家電量販店)。

 逆にいえば、ジェネリック家電はネット通販では無名でもリアル店舗では売れ筋というパターンが珍しくない。いわば「ネットでは見つけられないコスパ高製品」といえそうだ。

(文/古田雄介)