ニュースや天気を声で確認

 実際に利用できる機能やその使い勝手をチェックしていこう。

 Xperia Earのメーン機能は音声操作だ。例えば「東京の天気は?」や「今日の予定は?」「最新のニュースを教えて」と話しかける。すると、音声認識や音声合成を担うアシスタント機能が問いかけを解析し、それぞれの情報を音声で教えてくれる。

 これ以外にも、「東京タワーについて教えて」と言えばWikipediaの検索結果を教えてくれるほか、「新宿駅までナビ」と話せばGoogleマップのルート検索を画面に表示してくれる。

音声操作で利用できる機能は、専用アプリの「話しかけかた」で確認できる
音声操作で利用できる機能は、専用アプリの「話しかけかた」で確認できる
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音声操作は、本体のボタンを押すとアシスタント機能が起動。「お話しください」という声の後に話しかける。またボタンは長押しにも対応し、予定の確認や音楽の再生など、特定機能の起動に割り振ることもできる
音声操作は、本体のボタンを押すとアシスタント機能が起動。「お話しください」という声の後に話しかける。またボタンは長押しにも対応し、予定の確認や音楽の再生など、特定機能の起動に割り振ることもできる
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 実際に使ってみると、レスポンスはスムーズ。音声操作のグーグルアプリやSiriと比較してもそん色はない。歩きながらでも、画面を見ないで今日の天気や予定を確認できるし、最新ニュースもチェックできる。

 音声認識の精度については、「天気」や「ニュース」「今日」「東京」など、利用できる機能に関連した言葉の認識はかなり精度が高いと感じた。

 その一方で、機能に関係しない単語となると、精度が高いとは言いがたい。しゃべり方の問題もあるとは思うが、どんな話題でも応答するグーグルアプリやSiriと比べると「クセがある」という印象だった。

声を聞き取るマイクは赤丸部分の2カ所に搭載されており、周囲の騒音にも強い設計になっている。電車がすぐそばを通るような騒音だと厳しいが、街の喧騒程度であればほぼ問題なく反応した
声を聞き取るマイクは赤丸部分の2カ所に搭載されており、周囲の騒音にも強い設計になっている。電車がすぐそばを通るような騒音だと厳しいが、街の喧騒程度であればほぼ問題なく反応した
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Xperia Earでは、専用の「アシスタントfor Xperia Ear」に加えてGoogleアプリの音声認識を利用できる。専用アプリで設定を切り替えられるほか(左)、ボタン設定を割り振って2つを併用することも可能だ(右)
Xperia Earでは、専用の「アシスタントfor Xperia Ear」に加えてGoogleアプリの音声認識を利用できる。専用アプリで設定を切り替えられるほか(左)、ボタン設定を割り振って2つを併用することも可能だ(右)
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「人間っぽい」声が魅力

 情報を伝える際に利用する音声合成は、声優の寿美菜子さんの声を採用し、ナチュラルなしゃべり方を目指して開発されている。GoogleアプリやSiriのような機械的な音声とは異なり、人間っぽさのある雰囲気が魅力といえる。

 青山氏によれば、Xperia Earの音声は「アシスタント機能」と銘打っているだけあって、アシスタントとしてユーザーをサポートする重要な役割を担っている。まさに秘書のような存在と言ってよいだろう。そのため、音声に人間っぽさを出すことにこだわったそうだ。

 また、ソニーモバイルコミュニケーションズソフトウエア部門の石田明寛氏によると、Xperia Earの音声合成は「こんにちは」などの生声の定型文と合成文を複合してしゃべらせているそうだ。

 しかし、実際に聞いてみると違和感は格段に少ない。聞き心地も悪くなく、イントネーションに不自然さを感じたり、ニュースの読み上げで意味不明になったりすることも少なかった。

 ちなみに、声の役に寿さんが選ばれたのは「人気声優だから」だけではなく「音声合成にあう声質だったから」(石田氏)という技術的な側面もあったとのこと。別の声優でも多く試したそうだが、人によっては本人の話し声に聞こえないケースもあったそうだ。

ソニーモバイルコミュニケーションズ ソフトウエア部門の石田明寛氏
ソニーモバイルコミュニケーションズ ソフトウエア部門の石田明寛氏
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音声認識や音声合成の結果は、アプリの履歴で確認できる。なお、音声合成で気になったのはやはり漢字の読み間違い。ニュースやメールなどでたまに変な読み方をすることもあるが、これはデータの蓄積で徐々に解消されていくだろう
音声認識や音声合成の結果は、アプリの履歴で確認できる。なお、音声合成で気になったのはやはり漢字の読み間違い。ニュースやメールなどでたまに変な読み方をすることもあるが、これはデータの蓄積で徐々に解消されていくだろう
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