eスポーツはゲームショウの新たな顔となるか

 今年の東京ゲームショウで、注目の高さを実感したのがeスポーツとインディゲーム(個人や小規模開発チームによるゲームのこと)です。eスポーツ関連ではゲーミングPCメーカーが出展したり、eスポーツイベントが開催されたりして、大いに盛り上がっていました。世界に比べると日本での認知度が低く、市場規模もかなり小さいeスポーツですが、少しずつ認知が進んでいる感はあります。

 インディゲームは、同人から本業までさまざまな人が参加し、ゲームのクオリティーも高くなっています。対応プラットフォームもPCやスマホだけでなく、PlayStation(PS) 4やPS VR、Nintendo Switchなどのコンソール系もありました。スクールとしての出展でも学生レベルを超えたタイトルが少なくありませんでした。

一線で活躍するプロゲーマーの腕を間近で観られるeスポーツ会場。「ストリートファイターV 昇龍拳トーナメント」では、国内外の有名選手が優勝賞金100万円をかけて戦った
一線で活躍するプロゲーマーの腕を間近で観られるeスポーツ会場。「ストリートファイターV 昇龍拳トーナメント」では、国内外の有名選手が優勝賞金100万円をかけて戦った
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Switchを使った大会「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」も開催された(写真/中村宏)
Switchを使った大会「モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.」も開催された(写真/中村宏)
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ゲーミングPCを発売するPCメーカーもブースを出展
ゲーミングPCを発売するPCメーカーもブースを出展
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インディゲームコーナー。プレーしてみるとそのクオリティーの高さに驚く
インディゲームコーナー。プレーしてみるとそのクオリティーの高さに驚く
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 今年の総入場者数は25万4311人と、過去最高の来場者を記録した昨年よりも1万7000人ほど減っています。23日は昨年を超えたものの、残りの3日は下回りました。特に気になるのが、ビジネスデイの落ち込みです。

 特に、海外メディア(YouTuberやブロガーなどを含む)と海外メーカーが減少した印象です。海外メーカーは、パートナー企業に間借りしてタイトルを展示していても、自社でブースを設けるところが減っています。このあたりが海外メディアの数が減った要因かもしれません。日本のゲーム市場は海外からみて特殊で、いわゆるガラパゴス状態になりつつあります。無理にグローバル化する必要はないかもしれませんが、今後eスポーツなど、全世界で共通のタイトルをプレーすることが一般的になると考えると、海外からの注目低下は気がかりです。

『シャドウ・オブ・ウォー』を出展するワーナー。セガゲームスのパートナー企業として、セガブース内に出展
『シャドウ・オブ・ウォー』を出展するワーナー。セガゲームスのパートナー企業として、セガブース内に出展
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会場を歩いて気になったのは、通路の広さ。移動しやすくなったが、その分、ブースの出展社数が減り、ブースサイズが小さくなったことの表れでもある(昨年に比べ、出展社は614社から609社に、出展タイトル数は1523タイトルから1317タイトルになった)
会場を歩いて気になったのは、通路の広さ。移動しやすくなったが、その分、ブースの出展社数が減り、ブースサイズが小さくなったことの表れでもある(昨年に比べ、出展社は614社から609社に、出展タイトル数は1523タイトルから1317タイトルになった)
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