会場はほぼ満員。女性観客比率も10~15%

 大会の様子を簡単に紹介しよう。1回戦の「チャレンジクエスト XXイベント:荒鉤爪討伐」では、4組が荒鉤爪(あらかぎつめ)ディガレックスの最速討伐に挑戦。上位2組が決勝に進出できるというレギュレーションだ。4組ともに驚きのスピードで討伐に成功したが、途中でダウンをくらってしまう痛恨のタイムロスを喫した「chubby boys」、そして観客たちから感嘆の声を誘うほどのテクニックを見せたものの、タイム的には届かなかった「ミツネ系男子」が、ここで脱落となった。

 決勝戦は「チャレンジクエスト XXイベント:大連続討伐」。燼滅刃(じんめつじん)ディノバルド、鏖魔(おうま)ディアブロス(狂暴走状態)、バルファルクの3体を連続で討伐するタイムを競うという超高難度のクエストだ。

 この決勝戦を制したのは「unshakable」。3体ともにミスなくダメージを与え続け、とりわけ「大きな翼のあるバルファルクを地面にくぎ付けにして、一度も飛ばさなかったですね……すごい」(高野麻里佳氏)と解説者すら感嘆させる驚異のテクニックを披露し、9分27秒13というタイムを叩き出し優勝を勝ち取った。

 一方、10分28秒20のタイムで惜しくも準優勝となった「うるサラVII」は、決勝戦の途中で「もうタイムで追いつけそうにない」と判断したらしく、とっさにレンキン爆弾でモンスターを攻撃するというアドリブ風味たっぷりのプレーを披露。優勝こそ逃したものの、「このような大会で、こんなプレーは見たことがない」(ででお氏)と称賛を浴びるような“魅せるプレー”で、最後まで観客たちを盛り上げた。

 会場はほぼ満員。立ち見が出るほどの大盛況であり、女性観客比率も10~15%と高かった。eスポーツの人気が確実に高まっていること、そして「モンスターハンター」シリーズが国民的ゲームとしての抜群の人気を誇っていることを同時に証明してみせた大会として、モンスターハンターポータブルダブルクロス Nintendo Switch Ver.」トップハンター最速決定戦 in TGSは、大成功を収めたといっていいだろう。

それぞれのチームが最速討伐を目指してプレイ。全チームのプレイが終了した後に結果発表となるスタイル。画面は準優勝の「うるサラVII」のプレイ風景。
それぞれのチームが最速討伐を目指してプレイ。全チームのプレイが終了した後に結果発表となるスタイル。画面は準優勝の「うるサラVII」のプレイ風景。
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こちらは優勝を果たした4「Unshakable」のプレイ風景。途中で機材トラブルに見舞われる不運をはねのけての優勝だった。
こちらは優勝を果たした4「Unshakable」のプレイ風景。途中で機材トラブルに見舞われる不運をはねのけての優勝だった。
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結果発表の瞬間。4チームとも、過去の大会で顔を合わせている顔なじみであるらしく、優勝者に対しも、戦友を称えるような空気が漂っていた。
結果発表の瞬間。4チームとも、過去の大会で顔を合わせている顔なじみであるらしく、優勝者に対しも、戦友を称えるような空気が漂っていた。
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こうして、6月に開催された「モンスターハンター頂上大会2017狩王決定戦」でも決勝進出を果たした実力者「Unshakable」が優勝を果たした。
こうして、6月に開催された「モンスターハンター頂上大会2017狩王決定戦」でも決勝進出を果たした実力者「Unshakable」が優勝を果たした。
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(文・写真/野安ゆきお)