東京ゲームショウ一般公開日初日の9月17日、アソビモブースでは配信予定のスマートフォン向け新作オンラインゲーム『BTOOOM!オンライン(仮)』と『アルケミアストーリー』のイベントを相次いで実施した。
最初に実施されたBTOOOM!オンライン(仮)のイベントでは、同ゲームのプロデューサーである林雅人氏のほか、原作となる漫画「BTOOOM!」の作者である漫画家の井上淳哉さんと、アニメ版BTOOOM!でヒロインのヒミコ役を務めた声優の三森すずこさんが登場。さらにサプライズゲストとして、原作の中で「鷹嘴」というキャラクターのモデルになっている、ドキドキグルーヴワークス代表取締役名人の高橋名人が登場。ゲームに関するさまざまなトークを繰り広げた。

林氏からはまず、現在は仮の名前となっているゲームの正式名称を、このイベントで決定することが公表された。キャンペーンによってユーザーからの応募で集まったタイトルのうち、13タイトルが候補として挙げられたのだが、林氏から発表された正式なタイトルは「(仮)」が取れた「BTOOOM!オンライン」に。かなり真っ当な結果となったことに対し、三森さんは、「やっぱりシンプルで分かりやすいのがいいのでは」とコメントを寄せていた。
その後会場では、来場者の中から4人を選んで、ステージ上の4人と合計8人によるBTOOOM!オンラインでの対戦プレイを実施。このゲームでは爆弾を使って対戦するのだが、高橋名人は「爆弾は85年12月から好きです」と、かつての何かを匂わせるコメントで自信をのぞかせていた。
しかしいざゲームを始めたところ、トラブルによってステージ上の4人、会場の4人がそれぞれ別々に対戦していたことが判明。不本意な結果に林氏は、「ゲームショウが終わったら頭を丸めてきます」と反省の弁を述べ、会場をにぎわせた。

続いて会場では、アルケミアストーリーのイベントを実施。こちらには前のイベントに続いて、同ゲーム内で「魔王ちゃん」というキャラクターを務める三森さんが参加した。
魔王ちゃんの声を務める三森さんだが、実はくじ引きで声の担当が決められたとのこと。しかも魔王ちゃんはイラストの外観以外は詳細がまだ決まっておらず、このキャラクターと会ったのも「今日が2度目」ということが三森さんから明らかに。そこで魔王ちゃんの顔や衣装、アイテムなどからキャラクターのイメージを想像することになった。追加情報として情報として魔王ちゃんの部屋も公開されたのだが、その内容がかえってイメージの混乱を招く結果となってしまったようだ。
その後同ゲームのプロデューサーである橋本和明氏が登場し、ゲーム内のキャラクターメイキング機能を使い、“三森さんを守る騎士”となる男性をコンセプトに、キャラクター作りを始めた。身長から体格、髪や目、眉などに至るまで非常に細かなカスタマイズが可能なことから、最初は操作に戸惑っていたものの、徐々に操作に慣れて好みの雰囲気に仕上げ、無事キャラクターが完成。実際にゲーム内に登場する姿を見て、三森さんは「わが子が旅立つ気持ち」と感想を述べていた。

なお今回のイベントでは、各ゲームともに配信前であるため内容の一部しか紹介されなかったが、BTOOOM!オンラインは今冬、アルケミアストーリーは今年度内の配信を予定しており、配信時にはより多くの機能が搭載されるようだ。各ゲームの今後の動向にも注目したい
(文・写真/佐野正弘)