戦国武将を筆頭に幕末志士など、歴史上の人物をモチーフにした乙女ゲームが花盛り。歴史上の人物はエピソードも豊富なのでキャラクター設定がしやすい。史実そのままの設定もあれば、まったく逆のキャラにしてしまうタイプのゲームもあるが、それぞれにおもしろさがある。歴史の時間に習ったり、大河ドラマで見聞きして親近感もあり、ゲーム初心者にとってもとっつきやすいのだ。この歴史上の人物系に最近人気が出てきたのが「文豪」。「文豪を対象にしたゲームの盛り上がりもさることながら、オラオラ系ではないひ弱な男子にフォーカスを当てたかった」とDMM.com Laboの開発チーム。
同タイトルは史実に忠実な背景・性格設定が特徴で、例えばえば尾崎紅葉を師と仰ぎ絶対的な忠誠を誓う泉鏡花など、交友関係まで反映させている。ナルシストのかまってちゃんで、変わり身が早くて往生際が悪い太宰治や人が苦手なくせに孤独は嫌いという面倒な性格の萩原朔太郎など、一筋縄ではいかないユニークなキャラクターばかり。登場する文豪は40名以上。現在発表されているだけも、芥川龍之介(諏訪部順一)、宮沢賢治(代永翼)、萩原朔太郎(野島健児)、太宰 治(中村悠一)、泉 鏡花(神谷浩史)、夏目漱石(鳥海浩輔)など、豪華な顔ぶれ。
書斎風のブースには文豪たちの額入りのポスターがズラリ。ここで10月3日(月)19:00から行われるニコ生放送の観覧券(40名分)が抽選でプレゼントされる。また、ブースで展示されている額縁付きキャラポスター(計8種類)を、声優のサイン入りで抽選で各1名、合計8名にプレゼントされる。ちょっとひ弱で変わり者。守ってあげたくなるような文豪男子が熱い!
(文・写真/永浜敬子)