9ホールのインディゲームコーナーは、小規模メーカーや個人など100団体以上がブースを出展している。その中で異彩を放つのは、インディーゲームコーナー9-A26で展示している大腸菌擬人化スマホゲーム『うんコレ』だ。自分の便の情報をゲームに入力すると、その便の状態から健康状態を診断してくれる真面目なゲームだ。便の情報を入力し続けると、大腸菌をモチーフにした美少女キャラクターを入手できるガチャを引ける。入手したキャラクターは、タップゲームで利用できる仕組みだ。
昨年の一般公開日は最大90分待ち
インディゲームコーナーには個人ブースもある。9-A45の青山真弥氏の個人ブースでは、『GREEN』と呼ぶパズルアクションゲームを展示している。GREENは主人公がブロックを投げ、足場を作りながら進むパズルアクションゲームだ。足場は限られた空間にしか設置できないため、先に遠方の足場を設置する、足場を壊しつつ新しい足場を作るなど考えながら設置する必要がある。昔ながらのパズルゲームの良さがあり面白い。プラットフォームはパソコンで、ブースでは数に限りがあるが体験版も配布している。個人参加はほかに9-A10の三原亮介氏のブースがあり、こちらではiOSで動作するロールプレイングゲーム『Gesuido』を展示していた。
インディーズコーナにはVRゲームも数多く見られる。その中で特に人気を博しているのは、9-B37のジェムドロップが展示している「ヘディング工場」という「PlayStation VR」用のゲームだ。操作は簡単で頭を動かすのみ。PlayStation VRで表現される幻想世界を旅しながら、飛んでくるボールをヘディングの感覚で頭を動かし打ち返すことで進めるゲームという。試遊台はかなりの人気で、ビジネスデイ初日および2日目でも30分以上の待ち時間が発生していた。担当者によると昨年の一般公開日は最大90分待ちの行列ができたとのこと。インディゲームコーナーのVRゲームに興味があるなら、早い時間帯にインディゲームコーナーに向かった方が良いだろう。
(文・写真/田代 祥吾)