出展者やイベントスケジュールなどの確認に役立つ「TGS2016」公式アプリ。だが、アプリの使い道は、単なる情報確認ツールとしてだけではない。会場へ訪れた際に、役立つ機能が用意されている。その機能が「現在地」の表示だ。まるでスマホの地図アプリのように、幕張メッセ内のどのホールに自分が居るのかを、アプリの会場マップ上で確認できてしまう。
今年のTGSでは、メイン会場となる「1-8ホール」、VR体験コーナーや物販コーナーなどが設けられた「9-11ホール」、そしてフードコート&休憩コーナーとして「イベントホール」と、巨大な幕張メッセ全体が使われている。このため、自分がどのホールの居るのかわからなくなる場合もある。またメイン会場の1-8ホールのように形状が似ている場合、今何番目のホールにいるのか、判断しづらいときもあるだろう。
この場所はどのホールのどこら辺なのか? 場所を確認したくなったら、TGS2016アプリで「会場MAP」を開いてみよう。現在地を確認できるのは、1-8ホールと9-11ホールの2つだ。どちらかを選択すると、ホールの全体マップが表示。さらにスマホの位置情報サービス(Bluetooth)が有効になっていれば、アプリが居場所を検出して現在地を青色のマークで示してくれる。電波状況によっては、表示位置がずれたり、急に別の場所へ移動してしまったりするが、おおよその場所は把握できる。
主催者からの情報をいち早く届け!
TGS2016アプリ、もう1つの便利機能が耳寄り情報の通知。スマホのBluetoothを有効にしておくと、主催者からの会場でのお勧め情報などがプッシュ通知で届けられるという。16日の午前中には、今年から場所が移動したフードコートと休憩所などの情報が届いていた。4000席も休憩用の椅子が用意されているという内容だったため、ついつい情報に促されて足を休めに訪れたくなった。
なお、ここで紹介した2つの便利機能では、どちらも通信手段にBluetoothを利用している。これは、展示会場となる1-11ホール内で、Wi-Fiの利用を禁止しているためだ。これは、スマホのWi-Fiをオフにしてほしいということではなく、モバイルWi-Fiルーターなどの機器持ち込みを制限しているということ。ただし、Wi-Fiを使えないなら、スマホのWi-Fi機能をオンにしておく意味合いは少なくなる。
携帯電話のデータ通信回線だと、速度が遅くて満足にスマホを使えない……という人は、TGS専用のフリーWi-Fiスポットを利用しよう。1-8ホール2階にある「中央モール」(6ホール前)、9-11ホール2階のエスプラナード(10ホール前)に設置されている。
(文・写真/原如宏)