VRを超えた先端技術

 東京ゲームショウでは、VR時代の先を見据えた、今後のゲームを大きく変える可能性を秘めた最新技術が数多く出展されており、「先端技術」の見本市の様相を呈している。中でも、ゲームショウ20周年を記念した特設コーナー「エンターテインメントの未来」コーナーには、現在研究が進められている先端技術が集う。科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(ACCEL)で採択された「触原色に立脚した身体性メディア技術の基盤構築と応用展開(身体性メディアプロジェクト)」の成果として、「触れるVR」を可能にする技術を出展している。

「エンターテインメントの未来」コーナーの出展物
「エンターテインメントの未来」コーナーの出展物
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 例えば、PS VR用ソフト「Rez Infinite」をプレー時に、全身への触覚提示を可能にする「シナスタジアスーツ」を展示している。ゲーム画面内の映像変化に応じた触覚を装着者の全身に提示する。

「シナスタジアスーツ」(写真:中村宏)
「シナスタジアスーツ」(写真:中村宏)
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 触れる3Dディスプレーが「HaptoMIRAGE(ハプトミラージュ)」である。目の前の空間に3Dのキャラクター映像が浮かび、触れながら同キャラクターとコミュニケーションを取れる。

「HaptoMIRAGE(ハプトミラージュ)」。地球の映像に触れられる(写真:中村宏)
「HaptoMIRAGE(ハプトミラージュ)」。地球の映像に触れられる(写真:中村宏)
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 脳波計を組み合わせた、一風変わったVR用HMD「Brainwave VRゴーグル」を出展したのが電通サイエンスジャムである。脳波からHMD装着者の「ストレス度」を推定し、その結果に応じて万華鏡のような映像を変化させて精神を鎮静させるコンテンツ「カレイドセラピー」を体験できる。

「Brainwave VRゴーグル」
「Brainwave VRゴーグル」
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 東京ゲームショウでは最新のAI(人工知能)技術も体験できる。例えば、日本マイクロソフトは、女子高生AI「りんな」のデモを披露。人間が作った曲に対して、りんなが歌詞を作って歌を歌う。歌はラップ調である。

 VRの次には、何がゲーム業界の主役になるのか。そんな疑問の“答え”が、今年の東京ゲームショウで見られそうだ。

女子高生AI「りんな」の歌を聴ける
女子高生AI「りんな」の歌を聴ける
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(文/根津 禎=日経エレクトロニクス)