トップエンドからエントリーまで登場のウォークマン

 このブラビア以上に度肝を抜いたのが「DMP-Z1」だった。これは、ウォークマンの高音質化技術を土台に、100万円クラスの据え置き型オーディオプレーヤーだ。筆者はIFA直前、今年は約2年ぶりに「ウォークマン」シリーズの上位機種が代替わりするのではと予測していたが、その読みをはるかに超える製品が登場したわけだ。日本での発売時期はまだ明らかにされていないが、近く発表されることを期待しよう。

 オーディオではウォークマンの入門機「NW-A50」シリーズも発表されており、今年のIFAではトップエンドからエントリーまで、ソニーのハイレゾに対する熱い情熱を来場者に印象づけるラインアップだったといえる。入門機のウォークマンは来場者から大いに注目されていたのだが、実は本機は欧州での発売は「未定」の参考展示品だ。当面はアジア地域でのみ販売されるようだ。欧州では現行品の「A40」シリーズをもう少しじっくり売っていきたいという狙いがあるのだろう。

超弩級の据え置き型ハイレゾプレーヤー「DMP-Z1」。据え置きなのに基本はヘッドホン再生に用途を絞り込んだ贅沢な仕様も話題を呼んでいる
超弩級の据え置き型ハイレゾプレーヤー「DMP-Z1」。据え置きなのに基本はヘッドホン再生に用途を絞り込んだ贅沢な仕様も話題を呼んでいる
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ソニーのウォークマンには新しい入門機として「NW-A55」も発表された。欧州での販売は未定としている
ソニーのウォークマンには新しい入門機として「NW-A55」も発表された。欧州での販売は未定としている
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 このほか、日本でも人気のノイズキャンセリング+Bluetoothワイヤレス機能を搭載したヘッドホンの最新機種「WH-1000XM3」を披露。ソニーモバイルコミュニケーションズからは、有機ELディスプレーを搭載したスマートフォン「Xperia XZ3」などが出そろった(関連記事:ソニーがオーディオ製品8分野を一挙披露 担当者に聞く「Xperia XZ3」はソニーモバイルの救世主になれるか)。

 これだけ充実した“出し物”がありながら、筆者には“期待外れ”という思いもある。はっきり口にするのには筆者自身、違和感を感じるところもあるのだが、あえていくつかの点を指摘をしたい。