2万円台の入門モデルなのに「豪華」

 ハイレゾウォークマンとしての入門モデルとなる、新しいA40シリーズも豪華な内容だ。

 A40シリーズは、イヤホンの付属しない最安モデル「NW-A45」で2万2000円前後だが、ソニー独自のハイレゾ対応フルデジタルアンプ「S-MasterHX」に高音質ハンダという部品構成は、実は先述のNW-ZX300と同じ。またA40シリーズは付属イヤホンを接続するとノイズキャンセルも使えるが、新たに外の音が聞こえるよう調整できる「外音取り込み」機能も追加されている。

 NW-ZX100と共通の仕様になる、PC接続時にUSB DACとして動作する機能も搭載。さらにワイヤレスヘッドホン・イヤホンの高音質化コーデックとして、ソニーが主導する「LDAC」に加えて、業界的には主流の「apt-X HD」にも対応。ハイレゾ対応に加えて、ノイズキャンセル、USB DAC対応と、入門モデルにもかかわらず、さまざまな取り組みがなされている。

エントリーの新・ウォークマンA40シリーズ
エントリーの新・ウォークマンA40シリーズ
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カラー展開は同社のヘッドホン「h.ear」、そしてXperiaともそろえられている
カラー展開は同社のヘッドホン「h.ear」、そしてXperiaともそろえられている
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 ミドルレンジ機のNW-ZX300では、オーディオマニアを想定した超高音質。ウォークマンA40シリーズは入門モデルにもかかわらず、高音質構成、ノイズキャンセル、USB DAC、ワイヤレスと全方位で付加価値を付けたソニー。

 当たり前の音楽再生はスマホで済む時代になった今、携帯音楽プレーヤー市場は、アップルがiPodでは成し得なかったスマホとの差異化にウォークマンが挑み、生き残りを掛けた形といえるだろう。

(文/折原一也)