次はロボットとAIだ

 3つめの戦略は、「AI(人工知能)×ロボティクス」だ。

 実はこの「AI×ロボティクス」戦略については、IFAのプレスカンファレンス中には具体的な製品やサービスの紹介はなく、平井社長の口頭での発表のみではある。だが、改めて人工知能、ロボットの領域でソニーがチャレンジしていくことが語られた。

「AI×ロボティクス」戦略を語る社長兼CEOの平井一夫氏
「AI×ロボティクス」戦略を語る社長兼CEOの平井一夫氏
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 平井社長から語られているのは、「ビデオとサウンド、イメージセンサーといったソニーの持つ技術を活かした事業開発が行われる」ということ。ロボットのみならずクルマ関連の展開もこの領域に含まれると思われるが、パートナーと共にさまざまな製品やサービスの創出を目指していくという。

 今回のソニー発表を総括すると、オーディオ・ビジュアル・イメージングという伝統的な領域よりも、ソニーが挑戦する新しい事業領域に振ったプレスカンファレンスとなっていた。経営改革から各領域で一定の成果を上げたソニーが、次のステージへと踏み出すことを改めて発信した内容といえるだろう。

(文/折原一也)