使うごとにポイントがたまる仕組みを導入するキヤノン

 キヤノンのPIXUSは、新たに「XKシリーズ」を投入する。セイコーエプソンのカラリオV-editionと似たコンセプトの製品で、プリンター本体は割高ながら交換用インクカートリッジの価格を抑え、たくさん印刷するほど割安になるようにした。L判のフチなし印刷は1枚約12.5円で、従来からのTSシリーズ(約19.4円)と比べて35%ほど印刷コストを抑えた。

 XKシリーズは、スクエアフォルムの高級感のあるデザインを採用した上位機種「XK70」と、TSシリーズと共通のデザインを採用する「XK50」の2機種を投入。いずれも、新色のフォトブルーを含む6色インク(顔料ブラック+染料5色)を採用し、粒状感を抑えて写真画質を引き上げた。

独自デザインを採用するXKシリーズの最上位モデル「XK70」。実売価格は4万5000円前後
独自デザインを採用するXKシリーズの最上位モデル「XK70」。実売価格は4万5000円前後
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TSシリーズと同じ柔らかなデザインを採用する「XK50」。実売価格は4万円前後
TSシリーズと同じ柔らかなデザインを採用する「XK50」。実売価格は4万円前後
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TSシリーズの最上位となる「TS8130」。実売価格は3万円前後だが、こちらも12月には2万円前半まで下がると見込まれる
TSシリーズの最上位となる「TS8130」。実売価格は3万円前後だが、こちらも12月には2万円前半まで下がると見込まれる
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 PIXUSで新たな取り組みとして注目されるのが、プリンターの利用状況に応じて独自のポイント「枚ル」を付与する「PIXUSプリント枚ル」だ。PIXUSでプリントした際(1枚プリントするごとに1枚ル、ひと月の上限は300枚ル)、新品の純正インクカートリッジを装着した際(カートリッジ1つごとに10枚ル、ひと月の上限は100枚ル)、誕生日やキャンペーンの際などに枚ルが付与される。ためた枚ルは、キヤノンの直販サイト「キヤノン オンラインショップ」で使えるほか(1000枚ルにつき500円相当)、JCBギフトカードへの交換も可能(2500枚ルで1000円分)。対象機種は、PIXUS XK70/XK50/TS8130/TS6130/TR8530/TR7530。

 キヤノンは、海外では大容量インクタンク搭載モデル「PIXMA Gシリーズ」を投入しているが、日本市場への投入は見送られた。セイコーエプソンのエコタンク搭載プリンターの動向次第では、今後日本でもラインアップに加わる可能性がありそうだ。

(文/磯 修=日経トレンディネット)