funbandは地元のファンと観戦している気分になれる

 10日ほどfunbandを使ってみたが、印象は使う前とは少し違った。当初は「中継が見られないときのお楽しみ」と思っていたのだが、試合通知モードにしていると、ブルッと震えて通知が来るたびに詳しい試合経過を知りたくなり、やがてはネットの一球速報にかぶりついてしまう。そうすると残念なのが、funbandの通知よりネット速報のほうが情報が速いこと。ピンチもチャンスも既に分かっているので、気分をさらに盛り上げる/下げるだけになってしまう。

 むしろ、試合を見ながら使う球場・テレビ観戦モードのほうが楽しかった。東京にいるのに、地元の“濃い”ファンと観戦している気分になれる。早々に諦めモードになった自分を無理やり盛り上げる、あの地元の空気感を思い出した。球場に行けない、中継が見られないときでも、球場・テレビ観戦モードのノリなら、使い続けたい。

funbandは劣勢でも決して諦めなかった
funbandは劣勢でも決して諦めなかった
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 一つ要望するなら、funbandに通知したメッセージや試合経過(○○選手がヒットで2塁など)を、専用アプリでさかのぼれるようにしてほしい。試合の展開が早ければ早いほど、通知はどんどん来るので、片手間では見逃してしまう。見逃したときに、専用アプリで見られれば便利だ。

 最後に、funbandを使ってみてやっぱり試合観戦の日は仕事を早く切り上げるべきだと痛感した。仕事中にfunbandを付けると、まったく仕事ができなかったから。

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 どうやらfunbandは、応援気分をかなり盛り上げてくれるよう。現在は、広島東洋カープ、ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズの3球団分だが、シャープの和田山課長は「いずれは12球団すべてをそろえたい。グランドの上では選手が野球で、外ではfunbandを付けたファンが応援で戦うのが夢」と意気込んでいる。他球団のファンは楽しみに待とう。

(文/平野亜矢=日経トレンディネット)

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