息の合ったダンスを見せるメンバーと3Dアバター

 体験に参加したファンは、事前に自分の顔を3Dスキャンしており、専用アプリをインストールしたスマホをステージにかざすと、自分の3Dアバターが表示されてビックリしていた。ステージ全体がARマーカーになっているので、スマホを多少動かしても3Dアバターが消えることはない。

 この日、まねきケチャが演奏した4曲のうち、3曲目の『冗談じゃないね』が“AR共演”の対象曲。曲が始まると、カメラ越しに映っているメンバーに合わせて、3Dアバターが同じ振り付けでダンスし始めた。

「JidorAR」の体験会では、専用アプリをインストールしたスマホが一斉にステージに向けられた
「JidorAR」の体験会では、専用アプリをインストールしたスマホが一斉にステージに向けられた
[画像のクリックで拡大表示]

 手足を上下するタイミングなどでも動きのズレはほとんど気にならない。息の合ったダンスを見せるメンバーと3Dアバター。途中、メンバー4人が1列に並んで前の人の肩を持ちながらステージを1周するシーンでは、アバターが最後尾からメンバーを追いかけていた。

 アバターがメンバーと同じ振り付けで踊れるのは、ライブ中にスピーカーから流れてくる音声を認識し、アプリ内で3Dアバターの動きを細かくコントロールしているためだ。また、アバター向けの衣装は、ステージ上のメンバーと同じデザインのコスチュームが用意されたほか、プロレスラーや着ぐるみなど遊び心があるデータも用意されており、タッチひとつで次々に変更できた。

「JidorAR」のiPhone向けアプリの画面。メンバーの右に登場しているのが3Dアバター
「JidorAR」のiPhone向けアプリの画面。メンバーの右に登場しているのが3Dアバター
[画像のクリックで拡大表示]
会場では5Gの通信速度がモニターされていた
会場では5Gの通信速度がモニターされていた
[画像のクリックで拡大表示]

 専用アプリにはSNSとの連携機能も用意されており、ツイッターなどでの情報発信も容易。この日のステージのMC中にメンバーの宮内凛は、「あまりステージにスマホを向けられることがないので緊張します」と話しながらも、「撮った画像はぜひ拡散してください!」と、ファンに向かって呼びかけていた。