「パソコン業界に新しい市場を作り出したい」

ファーウェイ・ジャパン コリア リージョン デバイス・プレジデントの呉 波(ゴ・ハ)氏
ファーウェイ・ジャパン コリア リージョン デバイス・プレジデントの呉 波(ゴ・ハ)氏
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――PC市場への本格参入は、前機種の売れ行きが良かったからでしょうか。

呉氏: 前機種のMateBookの売れ行きは当社にとって満足がいく結果でした。ただ1モデルでしたので、今回は複数のモデルを投入することに決めました。

 製品戦略としては、低価格で既存のメーカーのシェアを奪っていくわけではない。イノベーションや先端技術によって、パソコン業界に新しい市場を作り出したいと思っている。そうしたなかで、安定して買って頂けるユーザー層を作っていきたいと考えています。

13型モバイルノート「MateBook X」
13型モバイルノート「MateBook X」
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12型Windows 2in1タブレット「MateBook E」
12型Windows 2in1タブレット「MateBook E」
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――他社もイノベーションが重要と言っています。

呉氏: 今回のMateBookには、業界初となる数々のイノベーションが搭載されています。A4用紙より小さいサイズ、指紋認証センサーと電源ボタンが一体化したワンタッチロック解除、ファンレス仕様、低消費電力などですね。

 また、今回はインテルの最新CPUであるCore i7とi5を採用しました。イノベーションは、実際の製品に落とし込んで製造できるかが重要です。これらの技術を実現することで、量販店でパソコンの初心者相手でも、他社の商品よりも優れた点を簡潔に伝えられます。

 消費者の大半はスマートフォンを使っています。ですので、スマートフォンで好評だった特徴はPC製品でも取り入れています。

MateBook Xには、電源ボタンに指紋認証センサーを搭載。スマホではおなじみの、スリープ解除と同時のロック解除に対応する
MateBook Xには、電源ボタンに指紋認証センサーを搭載。スマホではおなじみの、スリープ解除と同時のロック解除に対応する
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――スマートフォンでは日本メーカーの部材が多く採用されています。これはPC製品でも同様なのでしょうか。

呉氏: PC製品に関しても、横浜の研究所を通じて日本のパートナー、部材メーカーと密な関係をもっています。日本の部品で使われている技術は最先端をいっているので、当社としても引き続き採用や実現を進めていきます。

※ファーウェイは以前から横浜の「日本研究所」にて、日本のサプライヤーとの次世代技術の研究や部品・部材の調達を実施している。なお、6月末に報道された千葉県船橋市の新施設は、ファーウェイ広報によると「製造プロセス研究ラボ」で、ファーウェイ製品の製造プロセス技術に関する研究や試験、試作を中心とした、異なる役割の施設になるという。


――日本市場の声を取り入れた部分はありますか。

呉氏: 先代のMateBookについて消費者に調査したところ、消費者は一番に「持ち運びのしやすさ」、それと「操作の簡便性」を重要視しています。今回のMateBookは薄く仕上がっており、ファンレス仕様にすることで大容量バッテリーを搭載できました。これにより、長い駆動時間を維持できます。

MateBook Xは厚さ約12.5mm、重さ1.05kg。条件にもよるが、約10時間のバッテリーライフを実現しているという
MateBook Xは厚さ約12.5mm、重さ1.05kg。条件にもよるが、約10時間のバッテリーライフを実現しているという
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