「協力バトル」で盛り上がった

 最後にレイドバトルについて触れておこう。ジムで時々発生するレイドバトルは、強力かつレアな1匹のポケモンに対して、多人数の協力プレーで戦うバトル。

 手に入りにくいポケモンをゲットできたり、レイドバトルでしか手に入らないアイテムが貰えるなど報酬も大きい。

 しかしそれだけではない。筆者が楽しいと感じたのは、プレーヤーはチームの垣根を超えて同時にプレーできるところだ。普段はジムを攻防し合う敵チームとの協力戦。これは新鮮だ。

 先日、筆者が経験したこと。繁華街でレイドバトルが発生すると自然にプレーヤーが集まってくるのだが、「レイドですか?」と声をかけてくれるプレーヤーがいた。「そうです」と答えて一緒にプレー。強敵を倒した後は周囲にいたプレーヤーに妙な絆を感じ、かなり盛り上がった。

 もしこれが伝説ポケモンだったら? 2015年9月のポケモンGOのデモムービーでは「ミュウツー戦」が描かれていたが、それにつながる楽しさかもしれない。

辞めてしまった人は「バトル」がおすすめ

 筆者がポケモンGOを1年間遊び続けてきた一番の理由は、現実の世界でポケモントレーナーになったように楽しめるからだ。自分のいる世界にポケモンが生息しているように思えるところもうれしい。欲しいポケモンになかなか出会えなくても「ポケモンを集めるって地道なんだな」と感じたり、ポケモンのタマゴをかえすために10km歩かなければならなくても「ポケモンのタマゴをかえすってこんなに大変だったのか」と思えて、それすら楽しくなる。

 今回の大型アップデートでは、ポケモンの真髄でもあるバトルシステムを中心に見直され、新参プレーヤーも参加しやすくなった。何よりレイドバトルで異なるチームのプレーヤーとも協力できるところが面白く達成感もある。人が多く集まる場所でレイドバトルに参加すると、本当に協力プレーしているような状況が生まれる場合もあり、ポケモンGOならではの可能性を感じた。

 ポケモンは今でも地道に捕まえなければならない。もし以前そこで辞めてしまっていたとしたら、今回のジムバトル、レイドバトルに挑戦してみてほしい。ポケモンGOを楽しむならバトルがおすすめだ。

 大量のXPが獲得できるレイドバトルはプレーヤーレベルのアップにもつながるので、1日1回もらえる無料の「レイドパス」を使って参加しよう。強いポケモンが手に入り、その後のバトルで活躍させられる場合もある。ポケモンに別の技を覚えさせられる「わざマシン」と呼ばれる道具が手に入ることもある。これもその後のバトルが有利になる可能性がある。

 レイドバトルは、人が多く集まる場所で戦うと参加人数が増えて勝てる確率も高い。仲間を誘って行くのもありだ。加えてポケモンのタイプ相性を覚えて、相手の弱点を突くとダメージが大きい。これは本家ポケモンと同じ戦略なので、ポケモントレーナー気分が味わえる楽しい部分だ。

 ポケモンGOを1年プレーし続けてきたが、約2年前のデモムービーを見て感じた「ポケモンが現実にいると感じられる世界」に少しずつ近づいているように思う。プレーヤー同士のバトル、ポケモンの交換、育て屋(預かり屋)、ポケモンセンター(弱ったポケモンを無料で回復)など、ポケモンGOに導入してほしい機能はまだまだあるが、これからもポケモンGOを楽しくプレーしつつ、末長く見守っていくつもりだ。

ポケモンGOの1周年を前にしたアップデートで多人数プレーのレイドバトル機能が実装された
ポケモンGOの1周年を前にしたアップデートで多人数プレーのレイドバトル機能が実装された
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1人では倒せない強いレイドボスも、多人数で参加すれば勝率も上がる。得られるXPも大きく、レイドバトルの報酬としてしか手に入らない道具もある
1人では倒せない強いレイドボスも、多人数で参加すれば勝率も上がる。得られるXPも大きく、レイドバトルの報酬としてしか手に入らない道具もある
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(文/伊藤朝輝)