プログラマーになるための「全て」にニーズ

――『独学プログラマー』(ここでは原著の" The Self-Taught Programmer: The Definitive Guide to Programming Professionally "のこと)は、例えば米アマゾンで圧倒的高評価を得る(165レビューのうち、5つ星が109を占める。2018年6月30日現在)など、広く読者に受け入れられています。その理由をご自身はどのようにとらえていますか。

アルソフ氏:実は、ここまで受け入れられるとは、本書を執筆していたときは全く想像していなかったです。今になってみれば、市場に本書のニュースがあったというのが一番の理由だと思います。すでにPythonの本はたくさん発行されており、特に入門者向けの本は多いです。ただ、プログラマーになるための「全て」をカバーする内容の本は、これまで存在しませんでした。それが、『独学プログラマー』がこれだけ人気を得た原因だと考えています。

――プログラマーになるための「全て」をカバーするために、どのような内容構成にしたのですか。

アルソフ氏:内容構成を決めるのは、とても難しかったですね。最終的には、次のようにしました。第1部でPythonプログラミングの基礎、第2部でオブジェクト指向プログラミング入門、第3部で各種ツールの使い方、第4部でコンピューターサイエンスの基本、そして第5部で仕事の就き方、やり方までをカバーしています。これらの内容を入門者向けにどこまで伝えるか、そのバランスに苦労しました。特にデータ構造とアルゴリズムを扱ったコンピューターサイエンスの基本では、どこまでを含めるか、その判断が難しかったです。