保育園では園児見守りロボットが検温

鈴木氏: そこで今日は、嗣永さんの関心が高いテーマを題材に「デジタル変革」を紹介しようと思います。嗣永さんは、幼稚園と小学校の教員免許を持っていらっしゃると聞きましたが、教職免許を取るのは大変ではありませんでしたか?

嗣永さん: 大学で幼稚園と小学校の教職免許を取りましたが、特に小学校はすべての教科を教えなくてはならないので、取る単位も多くて大変でした。

鈴木氏: そもそもどうして教職免許を取りたいと思ったんですか?

嗣永さん: 先生になりたいというよりも、子どもが好きというのが一番の理由ですね。

園児を検温、児童別の宿題を作成 ITで教育が変わる(画像)
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鈴木氏: 小学校で教育実習もされたのですよね?

嗣永さん: まるまる1カ月行きました。人前で話すことは慣れていたので、教えるということに関しては割とできたんですけど、指導要領とか、パソコンでカタカタと資料を作るとかが大変でしたね。

鈴木氏: 実は、幼稚園や小学校で、デジタル変革の取り組みがいくつか始まっています。ます最初は幼稚園や保育園での例ですが、園児見守りロボット「MEEBO(みーぼ)」というものが出てきています。ロボットといえば「Pepper(ペッパー)」が知られていますが、その幼稚園・保育園版だと思ってください。

 幼稚園や保育園の先生って、毎日やらなければいけない定形的な作業がたくさんありますが、その一つに検温がありますよね?

嗣永さん: 体温は測りますね。幼稚園児だと測った体温を自分で書きとめられるわけではないので、一人ひとり記録するのは大変なんです。

鈴木氏: そもそも字が書けないし、じっともしていられないし。それを10人、20人とやらなくてはいけない。みーぼくんは将来的に非接触で体温を測ってくれるようになるんです。

嗣永さん: えーっ?

鈴木氏: ITの力を借りて先生の手間を減らしていきましょうということです。そうすると、嗣永さんが得意とする生徒との直接のコミュニケーションとか、人間じゃないとできないところに時間が割けるわけです。

嗣永さん: 子どもとの時間がつくれますね。

鈴木氏: これを開発しているユニファの土岐泰之社長は、お姉さんが保育園の先生だったそうです。

嗣永さん: 実体験が基になっているんですね。

園児見守りロボット「MEEBO(みーぼ)」
園児見守りロボット「MEEBO(みーぼ)」
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みーぼは、園児の顔や表情を認識して自動で写真を撮ったり、音楽に合わせて子どもと一緒にダンスをするなど、先生をサポート。将来的に検温機能も搭載する予定
みーぼは、園児の顔や表情を認識して自動で写真を撮ったり、音楽に合わせて子どもと一緒にダンスをするなど、先生をサポート。将来的に検温機能も搭載する予定
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