ポイントは「絶対位置センサー」

 発表会でプロジェクトリーダーの田中章愛氏は、toioの特徴を3つ挙げた。

 1つ目は「体感型トイ・プラットフォームならではの遊び方」。自分の作った物をキューブに載せるだけで動かせるようになり、ゲーム性を追加することも可能。さらに、直感的な仕組みからカスタマイズしやすい点にも触れ、「『工夫する心に火が付く』という価値を提供していきたい」と田中氏は説明する。

ソニー 新規事業プラットフォーム 新規事業創出部 統括課長 田中章愛氏
ソニー 新規事業プラットフォーム 新規事業創出部 統括課長 田中章愛氏
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 2つ目は、1つ目に挙げた遊び方を実現するための「ソニー独自の技術&デバイス開発」。とくに、キューブに搭載された「絶対位置センサー」はtoio開発のブレークスルーにもなったという技術で、2台のキューブの位置や方向を一瞬で高精度に認識できるほか、互いの位置関係もリアルタイムに把握できるという。

 この絶対位置センサーと高性能モーターによって多彩な動きを実現している。例えば2台のキューブを自動で追いかけっこさせたり、磁石のように引き寄せあったり反発しあったりする動きの再現もできるそうだ。これに加えて、片手で直感的に操作できる独自開発のリング型コントローラーが、さらなる動きと遊び方を広げてくれる。

絶対位置センサーの詳細は明かされなかったが、大まかな仕組みとしては、マットや紙に施された特殊印刷をキューブに搭載する光学センサーで読み取って位置や向きを把握しているとのこと。そのため、通常のテーブルなどでは認識できない
絶対位置センサーの詳細は明かされなかったが、大まかな仕組みとしては、マットや紙に施された特殊印刷をキューブに搭載する光学センサーで読み取って位置や向きを把握しているとのこと。そのため、通常のテーブルなどでは認識できない
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キューブの動きは、対応タイトルに付属する本などの特定部分にキューブを置くと、対応した動きを設定できる
キューブの動きは、対応タイトルに付属する本などの特定部分にキューブを置くと、対応した動きを設定できる
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リング型コントローラーを使えば、ロボコンのようなロボット相撲も楽しめる。しかも、操作ボタンで回転攻撃や突きのような短距離の前進移動もできるほか、キューブに内蔵される加速度センサーによって倒れると自動的に勝敗を判定するなど、かなり本格的に遊べる
リング型コントローラーを使えば、ロボコンのようなロボット相撲も楽しめる。しかも、操作ボタンで回転攻撃や突きのような短距離の前進移動もできるほか、キューブに内蔵される加速度センサーによって倒れると自動的に勝敗を判定するなど、かなり本格的に遊べる
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 3つ目は「対応タイトルの広がり」。toioはトイ・プラットフォームという立ち位置からあくまでも「楽しみの幅を広げる黒子役」で、「さまざまな企業やクリエーターとコラボすることで今後新しいタイトルを増やしていく」というのが田中氏の考えだ。

 今回は対応タイトルとして、ソニーが提供する基本ゲーム集「トイオ・コレクション」と、ピタゴラスイッチで有名なクリエーティブグループ「EUPHRATES(ユーフラテス)」が監修した工作ブック「工作生物ゲズンロイド」の2つが発表された。さらに、パートナー企業としてすでに決まっているバンダイやソニーミュージックとはコンテンツの企画・開発などが、LEGOとはレゴブロックを組み合わせたバンドル商品の計画などが進んでいるそうだ。

対応タイトルのひとつ「工作生物ゲズンロイド」は、簡単な工作と動きの選択で、キューブを生命体のように動かせるコンテンツ。カートリッジやマット、作り方ブックとともに、目玉の工作キットなども付属する
対応タイトルのひとつ「工作生物ゲズンロイド」は、簡単な工作と動きの選択で、キューブを生命体のように動かせるコンテンツ。カートリッジやマット、作り方ブックとともに、目玉の工作キットなども付属する
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