支払時にアプリでQRコードを読み取る

 「ビックロ ビックカメラ新宿東口店」に行き、スマホケースを物色して、消費税込みで2678円の商品に決めた。支払いのためにビットコインの決済に対応しているレジに向かった。対応のレジには看板が表示されているほか、スマホ型の端末が設置されているのですぐに分かるはずだ。

ビットコイン対応のレジを示す看板
ビットコイン対応のレジを示す看板
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ビットコインでの支払いに使うスマホ型端末
ビットコインでの支払いに使うスマホ型端末
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商品を決め、アプリを起動したら、いざレジへ!
商品を決め、アプリを起動したら、いざレジへ!
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 レジの店員に商品とポイントカードを渡し、「ビットコインでお願いします」と伝えた。するとほどなく店員がレジのスマホ型端末にQRコードを表示してくれる。よく見ると、そこには日本円での金額とビットコインでの金額も表示されている。もちろん、ビックポイントは日本円の現金で支払った場合と同じ率で付与される。

スマホ型端末の画面。QRコードのほかにビットコインでの支払い金額も表示される
スマホ型端末の画面。QRコードのほかにビットコインでの支払い金額も表示される
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 ここでアプリからQRコード読取機能を起動し、読み取る。すると価格が提示された確認画面が表示され、「支払う」ボタンをタップすれば支払いは完了。支払いにかかった時間は、1~2分程度。暗証番号を使ったクレジットカードでの支払いと同じくらいの時間と感じた。

QRコード読取機能を表示する
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スマホ型端末のQRコードを読み取る
スマホ型端末のQRコードを読み取る
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支払いの確認画面。問題がなければ「支払う」をタップする
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自分のスマホにも、スマホ型端末にも支払い完了の画面が表示される
自分のスマホにも、スマホ型端末にも支払い完了の画面が表示される
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 支払ったときのビットコインの換算レートは、2678円の商品に0.01287BTCを支払ったので、1BTC/20万8080円と換算できる。ビットコインのリアルタイムの売却価格で取引が成立したようだ。ちなみに、商品交換や返品の場合には、レシートに記載されたビットコイン利用額が日本円で返金される仕組みになっている。

購入前は0.03995BTCだった残高(左)が、購入後は0.02708BTCに減っていることが分かる(右)
購入前は0.03995BTCだった残高(左)が、購入後は0.02708BTCに減っていることが分かる(右)
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買い物を終えて……。試すなら少額から

 買い物があっけなく終了し、いつも使っているスマホで支払えるなどビットコインの便利さを実感した。それにしても気になるのがビットコインの価格で、その上昇力には圧倒されるばかりだ。昨年の夏ごろには1BTCが6万円程度だったが、現在では20万円を突破し、3倍増となっている(なお、ビットコインの価格は取引所によって異なる)。

bitFlyerのビットコインのチャート。ここ最近で急激に価格が上がっているのが分かるはず
bitFlyerのビットコインのチャート。ここ最近で急激に価格が上がっているのが分かるはず
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 現状の値動きを見ると右肩上がりのトレンドが継続している。ただし、下落する時期もあり、これだけ値動きがあると、普段の買い物用のお財布として使うには、ちょっと不安だし、時期尚早だという気がする。とはいえ、いつものスマホを使って残高を確認しながら支払えるのは、手軽だし、使いすぎの心配がないというメリットはありそうだ。クレジットカードと比べて店舗側が負担する手数料が低いことから、今後多くの店舗がビットコインでの支払いに対応する可能性は高く、そうなれば現金としての使い勝手は増すだろう。

 また、bitFlyerのWebサイトにある「ビットコインをもらう」を見ると、購入金額に応じてビットコインをポイントのように付与するECサイトも現れている。このように「現金」と「ポイント」の両面を併せ持つのがビットコインの面白いところだ。

 試してみたい方は、一獲千金を狙わず、当初は少額から始めるのがいいのではないかと思う。今回のように1万円以下の入金なら、値動きの影響は小さいだろう。また、昨今では仮想通貨に関する詐欺のニュースも散見される。信頼のおける取引所を選ぶことも重要だ。

(文/久保田正伸、写真/シバタススム)