「マイノリティ・リポート」の世界が現実に

 利用の流れとしては、FriendsからFacebook Spacesにログインしているユーザーを招待したのちに、「Media」から画像・動画を一緒に鑑賞しつつ、Oculus Riftのヘッドマウントディスプレーに内蔵されているマイクとスピーカーで音声会話するというものになる。文字で解説すると味も素っ気もないが、実際に体験するとなかなかの未来感だ。

Facebook Spaces内では、Facebook Spacesにログインしているユーザーと、それ以外のユーザーが分類されて表示される。Facebook Spacesでログインしているユーザーに対してはInvite(招待)、Join(参加)、Video Call(ビデオ通話)が可能。Facebook Spacesにログインしていないユーザーに対してもVideo Callは利用できる
Facebook Spaces内では、Facebook Spacesにログインしているユーザーと、それ以外のユーザーが分類されて表示される。Facebook Spacesでログインしているユーザーに対してはInvite(招待)、Join(参加)、Video Call(ビデオ通話)が可能。Facebook Spacesにログインしていないユーザーに対してもVideo Callは利用できる
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 Mediaで選択した画像はVR空間で宙に固定されているが、ハンドトラッキングコントローラーと同期している仮想的な両手でつかみ、移動、角度調整、拡大縮小も自由自在だ。

 このあたりの操作感が古くはSF映画「マイノリティ・リポート」、新しくは「アイアンマン」っぽい。「この写真をよく見てよ」と言いながら写真をつかみ、相手に手渡したのちに感想を聞くというのは、たとえ相手がアバターでも非常に距離が近く感じる。

Mediaから選択した画像を手渡す様子。自分、ほかのユーザーを問わず、最後につかんだ手に主導権が移るのでスムーズに受け渡しできる
Mediaから選択した画像を手渡す様子。自分、ほかのユーザーを問わず、最後につかんだ手に主導権が移るのでスムーズに受け渡しできる
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「360度の画像・動画の共有」が素晴らしい

 なんと言ってもFacebook Spacesの真骨頂は、360度の画像・動画の共有体験だ。

 Mediaから360度の画像・動画を選択するとユーザーの目の前に球体が表示される。その球体をテーブルの中央にセットすると、Facebook Spacesの背景が360度の画像・動画に変わるのだ。

 1人で360度の画像・動画を見るならスマートフォンと簡易VRゴーグルでも可能だが、離れた場所にいる最大4人のユーザーと同時に360度の画像・動画を鑑賞し、お互い音声で感想を言い合えるというのは実に未来的な体験だ。

今回はふたりだけで、しかも筆者の押し入れの360度画像を見ただけだが、360度のホラー動画などを4人で鑑賞すれば「オイ、うしろうしろ!」と非常に盛り上がりそうだ
今回はふたりだけで、しかも筆者の押し入れの360度画像を見ただけだが、360度のホラー動画などを4人で鑑賞すれば「オイ、うしろうしろ!」と非常に盛り上がりそうだ
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Toolsのペンを使い複数人で絵を描いたり、自撮り棒でFacebook Spaces内の記念写真を撮るのも目新しい体験だが、現時点ではデモンストレーション的な機能の範疇に留まっている
Toolsのペンを使い複数人で絵を描いたり、自撮り棒でFacebook Spaces内の記念写真を撮るのも目新しい体験だが、現時点ではデモンストレーション的な機能の範疇に留まっている
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Facebook Spacesのユーザー体験を短い動画にまとめてみた。360度動画ではないが、これが全天周に広がっているとイメージしながらご覧いただきたい