2~3カ月は楽しめる大ボリューム

 こんな広大な世界の上に、ファミコン時代から続く名作アクションゲーム「ゼルダ」の魅力が組み込まれているのですから、大傑作になるに決まっています。

 剣や弓矢で魔物を倒していくアクションゲームは、ちょっと楽しめる自信がないなぁ……とお考えの方もいるでしょうが、あまり気にしなくて平気です。何度も言いますが、今回の「ゼルダ」は「何でもあり」だからです。

 魔物たちと真っ当に戦う必要はありません。例えば、遠くから火のついた矢を放ち、魔物がいる周辺の枯れ草を燃やして一網打尽にするのはいかがでしょう? 坂の上から巨大な岩を転がして、魔物を押し潰してもいいですね。雪山ならば、小さな雪玉を転がすだけで、それが次第に大きくなって魔物をなぎ倒してくれます。魔物を倒す方法なんて、アイデア次第でどうにでもなるのです。

腕に自信があるなら、凶悪な魔物たちとの正面からの戦いを堪能できる (c)2017 Nintendo
腕に自信があるなら、凶悪な魔物たちとの正面からの戦いを堪能できる (c)2017 Nintendo
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 そもそも今回の「ゼルダ」では、ハートの器(体力のようなものと考えてください)を増やすために、敵を倒す必要が(ほとんど)ありません。各地に点在する「謎」を解いていくだけで、どんどん強くなります。魔物から逃げまくってもOKなのです。

 だから、ゴリゴリのゲーマーは、魔物と正面から戦いまくるゲームとして楽しめますし(それはそれで、テクニックを駆使した爽快なアクションが堪能できます)、そうでない人はアイデア次第で戦いを回避し、旅と謎解きを中心に楽しめます。あらゆる実力の人を夢中にさせている理由は、こんなところにあるのでしょう。

こちらはダンジョン(のようなもの)の内部。ここでの謎解きは、なかなかのやり応え (c)2017 Nintendo
こちらはダンジョン(のようなもの)の内部。ここでの謎解きは、なかなかのやり応え (c)2017 Nintendo
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 さあ。いかがでしょう? クリアの目安は100~120時間くらい。毎週末、プレー時間を10時間ずつ捻出したとしても、2~3カ月は楽しめるボリュームです。最近のゲームのトレンドを知るためにも、ぜひ体験してほしいゲームです。

 なお、家族から「見たいテレビがある」と言われたら、Nintendo Switchを携帯モードに切り替えるだけでテレビを明け渡せるのもうれしいところ。リビングでゲームを楽しみつつ、家庭円満が保ちやすいことも強調しておきます。大人がゲームを楽しむうえで、この仕組みは本当にありがたいものです。

(文/野安ゆきお)

■変更履歴
記事タイトルを「大ヒット! Switch版『ゼルダ』の魅力は“何でもあり”」から、「Switch版『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の魅力は何でもあり」に修正しました。[2020/1/15 12:30]