健康への関心が低い層がターゲット
タニタ食堂の浅尾祐輔営業本部長によると、タニタカフェの狙いは「健康への関心が低い層へのアプローチ」。タニタ食堂も利用率が低い若い層や男性客に向けて、ディナータイムの営業や男性が好みそうな洋食メニューを提供するなど、すそ野を広げる試みをしてきた(関連記事「タニタ食堂が高級化 夕食にローストビーフ、酒も提供」)。今回のカフェ展開はさらに広い層へのアプローチが狙いといえるだろう。
楽天との提携でサラダのネット販売も
会見では楽天との提携も発表。タニタカフェで提供するメニューに楽天の農業事業「Rakuten Ragri(楽天ラグリ)」の有機野菜を使用するという。
Rakuten Ragriの有機野菜は無農薬や無化学肥料で栽培されたもので、有機JAS認定を取得している。また、カット野菜についても同様に、有機JAS認定の基準にのっとった洗浄方法を採用した加工、流通を行っているという。今後は両社共同で有機野菜を使ったカップサラダなどを開発し、タニタカフェやスーパーマーケット、インターネットなどで販売していく計画だ。