新作のネイティブゲームが好調で、2017年6月期の第2四半期は4年ぶりの増収となったグリー。フィーチャーフォン向けのブラウザーゲームが長く事業の柱だったが、スマートフォン向けのネイティブゲーム(スマホアプリゲーム)のラインアップを増やし、ネイティブゲーム中心の事業にシフトしてきた成果が現れてきた形だ。
ブラウザーゲーム事業も緩やかな減少傾向にあるものの一部のタイトルは底を打ち、反転攻勢の道筋を見つけつつある。VR(仮想現実)関連事業の立ち上げ、海外事業の再構築など、ゲーム事業の足場が固まってきた。スマホゲームの分野で「2DアクションRPGゲームに強い会社になる、というエンジン戦略を掲げた」と話す田中良和社長に、今年の動向について聞いた。
(聞き手/渡辺一正=nikkei BPnet、写真/稲垣純也)