バイブレーションでサウンドの臨場感を再現
Xperia XZ2は映像や音楽、ゲームなどのコンテンツを楽しむことを重視して開発されており、特にサウンド面が大幅に強化されているとのこと。そのサウンド面の新機能が「ダイナミックバイブレーション」システムである。
これは、動画コンテンツの音声をリアルタイムで解析し、再生時に端末が振動して臨場感を演出するというもので、音楽ライブなどの大音量による“揺れ”を再現できる。Xperia XZ2は、この揺れを実現するために、従来より振動の大きい駆動装置を搭載しているという。
一方で、これまで搭載されていたイヤホン端子がXperia XZ2では廃止されており、音楽を聴く際はUSB-C端子に直接接続できるイヤホンを使うか、付属の変換アダプター利用することになる。この点には注意が必要だ。
Xperia XZ2のパフォーマンス面を見てみると、CPUにはクアルコム製のハイエンドモデル向け最新チップセット「Snapdragon 845」を搭載。通信速度も最大1.2Gbpsとなっていることから、負荷の大きいゲームや高速な通信が求められる動画のストリーミングサービスなども快適に楽しめそうだ。ちなみにRAMは4GB、ストレージは64GBで、最大400GBのmicroSDも利用できるほか、ワイヤレス充電の「Qi」にも対応している。
なお、Xperia XZ2と同時に発表されたXperia XZ2 Compactは、「アンビエントフロー」デザインや、縦横比18:9のディスプレー、4K HDR撮影が可能なカメラなど、Xperia XZ2の特徴をそのまま取り入れた5.0型ディスプレー搭載モデルだ。背面が樹脂素材だったり、ワイヤレス充電や「ダイナミックバイブレーション」システムが非搭載だったりといった違いはあるものの、前モデルの「Xperia XZ1 Compact」同様のコンパクト・ハイエンド路線をしっかり継承している。