コラボ企画やイベント、eスポーツにも引き続き尽力

――昨年は『グランブルーファンタジー』と『サムライスピリッツ』など、ユニークなコラボ企画をいろいろと実施されていましたが、今後も新たなコラボやイベントなどを開催する予定はありますか?

木村: はい。自社IP同士の企画ですが、2月には『グランブルファンタジー』と『シャドウバース』とのコラボを実施しました。ユーザーイベントとしては、e-sports促進機構が主催する「Shadowverse Rise of Bahamut~ファミ通CUP2017~」が2月7日から開催されています。東西で1000人ずつのプレーヤーが参加した全国大会です。

 3月にはアニメジャパンに参加しますし、その先にも大きなものを予定しています。私もゲームユーザーの1人として、リアルに楽しめるイベントがあったらやはりうれしいなと思います。ゲーム以外でも、ユーザー同士で楽しめるリアルな交流の場を作ることで、ユーザーさんへの恩返しをしたいという思いが強いですね。

ゲーム連動アニメに注力のCygames 海外ヒットも狙う(画像)
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2016年から2017年にかけて全国5カ所でオーケストラによる『グランブルーファンタジー』のコンサートも行った

――最近はゲーム実況などの人気もあり、自分でプレーするだけでなくほかのユーザーのプレーを見る楽しみ方も一般化しているように感じます。以前、『シャドウバース』のイベントを拝見しましたが、見る側にもゲームの内容がとても分かりやすいという印象を受けました。

木村: 見る人に分かりやすくするために何をすべきかはいつも考えるようにしています。ゲームをプレーする人口と見る人口、両方を盛り上げていかないといけないと思っているんです。

 広告もあえていろいろなセグメントの人に届くように出しています。ゲームからちょっと離れた人や女性向けにもアプローチして、まずは1回、みなさんにゲームを遊んでみてほしい。たとえ自分の好みではなくても、遊んでいただければゲームのルールが分かるようになります。その結果、ゲームをプレーするユーザーと、ゲームは自分には合わなかったけど、何となくは分かったからイベントを見てみようかなという視聴ユーザーの両方を集めていけたらと思っています。

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『シャドウバース』の全国大会「Shadowverse Rise of Bahamut~ファミ通CUP2017~」には、東西で1000人ずつのプレーヤーが参加する

――eスポーツの大会やプロゲーマーによる対戦企画なども考えていますか。

木村: 形はどうなるか分かりませんが、プロリーグはぜひ実現したいと思っています。弊社は『シャドウバース』からeスポーツに取り組み始めました。『シャドウバース』がたまたまeスポーツをやりやすいゲームだというのもありますが、『シャドウバース』を盛り上げるためだけでなく、ゲーム業界全体を発展させるためにも、eスポーツを浸透させる活動をしていきたいですね。

――『シャドウバース』のパソコン版をリリースしたのもeスポーツでの展開を意識してですか。

木村: 海外進出をするにあたって、国によってはパソコンゲームのほうが強いからというのもありますが、eスポーツも意識しています。eスポーツの大会を実施するうえで、スマホだと回線や端末によって環境の公平性を欠いてしまう場合があります。大きな大会を開催しようとなると、パソコン版が絶対に必要だと思っていました。