カメラと急速充電に独自の技術を採用
OPPOはスマートフォンを使いこなす若い世代のニーズを重視したスマートフォン開発をしており、それが同社のスマートフォンの特徴的な要素につながっている。
中でもOPPOが注力しているのがカメラ機能。OPPOはこれまでにも、5000万画素のカメラを搭載した「Find 7」やカメラが自動で回転する「N3」など、カメラに特徴がある個性的なスマートフォンを数多く投入している。今回日本に投入されたR11sも、1600万画素と2000万画素のデュアルカメラ機構を採用し、昼間は1600万画素のカメラ、夜間や暗い場所では2000万画素のカメラを用いて撮影するという、非常にユニークな使い方を提案している。
もう1つ、OPPOのカメラ機能で特筆すべきポイントが、セルフィー(自分撮り)に力を入れていることだ。例えば、自分撮り写真の肌をきれいに見せる「美肌機能」は現在多くのスマートフォンに搭載されているが、OPPOが2012年に導入したのが先駆けだ。自分撮り専用の研究機関「ポートレートラボ」を構え、ファッションや写真の専門家から意見を募るなどして、現在も美肌機能に一層の磨きをかけているという。
日本市場参入の第1弾となるR11sも、フロントカメラに2000万画素のカメラを搭載し、ハード面で精細な自分撮りができるようにした。加えて、AI技術を活用した「AIビューティーセンサー」機能を搭載。254のポイントから顔の特徴を取得、膨大な量の自分撮り写真データを活用して、年齢や性別、肌の色などさまざまな条件に応じた美肌効果を適用できるという。
カメラと並んで、OPPOが重視しているのが急速充電だ。OPPOには安全性を保ちながら素早く充電できる独自の急速充電技術「VOOC」があり、これが同社を躍進させる要素の1つにもなった。VOOCによって、5分間の充電で2時間の通話ができることを打ち出した「R9」は、2016年に中国などで大ヒット。R11sにも搭載しており、R9と同様に5分間の充電で2時間通話ができることをうたっている。