闘会議 2018で6タイトルが公認タイトルに

 前述のように、JeSUがプレーヤーの「実績」を認め、プロライセンスの発行を行う大会は、幕張メッセでの開催が迫る「闘会議 2018」が初となる。対象ゲームは下記の6タイトル。ジャンルはFPS(First Person Shooter、主人公本人視点で動くゲーム)や格闘ゲーム、サッカーなど、対応ゲーム機はパソコンから家庭用ゲーム機、スマートフォンと、バラエティーに富んだ内容だ。

・『ウイニングイレブン2018』(コナミデジタルエンタテインメント) PS4、PS3向け
・『コール オブ デューティ ワールドウォーII」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント ) PS4向け
・『ストリートファイターV アーケードエディション』(カプコン) PS4、PC向け
・『鉄拳7』(バンダイナムコエンターテインメント) PS4、Xbox One、Steam向け
・『パズル&ドラゴンズ』(ガンホー・オンライン・エンターテイメント) iOS・Android向け
・『モンスターストライク』(ミクシィ) iOS、Android向け

JeSUがライセンスを発行する公認タイトルはこの6タイトル。国内で継続してプロ活動が行えるような競技性を持つタイトルであれば、海外製のゲームも公認として加えていく方針だ
JeSUがライセンスを発行する公認タイトルはこの6タイトル。国内で継続してプロ活動が行えるような競技性を持つタイトルであれば、海外製のゲームも公認として加えていく方針だ
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 さらに、闘会議 2018では、スマホ用のリアルタイム対戦型カードゲーム『クラッシュ・ロワイヤル』(開発・運営はSupercell)の日韓親善試合も予定されている。こうしたゲームを通じた文化交流、国際交流を図ることも、JeSUの目指す「ゲーム振興」のひとつの形だ。

 闘会議以降は上記6タイトル以外にも公認タイトルが増える予定で、既にIPホルダーからJeSUに認定の申請が届いているという。加えて9月開催の「東京ゲームショウ2018」でもeスポーツ関連イベントを実施する予定だ。

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 JeSU設立発表会で強調されたのは、「ライセンスの目的はあくまでもプレーヤーにとって活躍の場を増やすことであり、既にプロとして活動しているプレーヤーやコミュニティーを制限するものではない」ということだった。

 それというのも、JeSUがプロライセンスを発行するに至ったのは、国内で高額賞金を設定した大会を開く際の法的な問題をクリアするため。つまり、「JeSUが公認する大会で賞金を得るためにライセンスが必要」ということだ。従って、例えば、既にプロとして活動するプレーヤーが、自主的に海外で開催される大会へ出場し、賞金を得るといった活動にはライセンスがなくても問題ない。

 これは2017年12月にCESAがプロライセンスを発行する新団体発足の意向を発表して以来、プロとして活動するプレーヤーたちを中心に不安や疑念を持ってとらえられていたことだ。それだけに、JeSUとしても明確にしておきたかったのだろう。

 これでやっと国内で「プロ」としてゲームプレーヤーが活躍する、ひとつの基準が示された。このことはゲーム業界やプレーヤーにとってプラスの要素こそあれ、マイナスの要素はないだろう。いずれeスポーツが国内でも人気を得て定着するのはまず間違いないだろうが、それをどれだけ早められるのか? JeSUの手腕が問われる。

JeSUの役員を務める7人。左から、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの越智政人取締役CS本部長、カプコンの辻本春弘社長、日本eスポーツ協会理事を務めた平方彰氏、CESAの会長も務めるセガホールディングスの岡村秀樹社長、Gzブレインの浜村弘一社長、SANKOの鈴木文雄社長、コナミデジタルエンタテインメントの早川英樹社長
JeSUの役員を務める7人。左から、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの越智政人取締役CS本部長、カプコンの辻本春弘社長、日本eスポーツ協会理事を務めた平方彰氏、CESAの会長も務めるセガホールディングスの岡村秀樹社長、Gzブレインの浜村弘一社長、SANKOの鈴木文雄社長、コナミデジタルエンタテインメントの早川英樹社長
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(文/稲垣宗彦)