「赤白のパッケージは贈答にも使用できるよう、めでたさを演出しました」と神部室長。また、女性的な印象の名前の米が多い中で埋没しないよう、現代的な日本男児をイメージさせるネーミングを採用した

新品種「新之助」、目指すはコシヒカリと双璧のトップ米

2019年01月29日
  • 2018年は台風の影響で、稲がなぎ倒される光景が各地で見られた。台風にも負けない強さを備えるべく、「新之助」の稲は「コシヒカリ」よりも10cmほど短い(写真提供:髙塚俊郎氏)
  • 「赤白のパッケージは贈答にも使用できるよう、めでたさを演出しました」と神部室長。また、女性的な印象の名前の米が多い中で埋没しないよう、現代的な日本男児をイメージさせるネーミングを採用した
  • 「2018年はヒヤヒヤしたけど、なんとかいい米に育ってくれて、新之助には感謝」と語る髙塚俊郎氏。米作りはもちろん、“地元の風土で当たり前に生み出せる農作物を口にする体験”を子どもたちに提供すべく、奮闘する毎日だ
  • 髙塚氏の米の作付面積は16ヘクタールほどだが、生産開始3年がたった現在、そのうち5.1ヘクタールが新之助だ。「ニーズが増えれば、もっと面積を増やしたい」と話す(写真提供:髙塚俊郎氏)
  • 新之助と日本海の海の旬を堪能できる静香庵のランチ。宿泊者向けの朝の和定食は、新之助とコシヒカリが日替わりで提供されているため、連泊すれば食べ比べもできる
  • 静香庵の平野徹夫料理長(左)は「米粒が主張している感じで、見た目がとにかくきれい」と語る。「みなさん、ご飯を見て『本当に粒が大きいね』とおっしゃいます」と同店の駒澤弘美マネージャー(右)