「新之助」に対する期待の高さを実感した

 新之助は2017年に本格デビューした品種だけに、実際に味わえる店舗は新潟県内でもそれほど多いとはいえない。そんななか、デビュー以前から新之助の提供を試験的に行ってきたのが、新潟市中央区にある新潟グランドホテル内に店舗を構える、日本料理レストランの「静香庵」だ。

 静香庵では2015年から、新之助を使用したランチメニューを提供している。提供から3年がたち、「年々おいしくなっている気がします」というのは同店マネージャーの駒澤弘美さん。提供当初は客として来店する米の生産農家の人も多く、新之助に対する興味の高さを実感したという。そして現在は、ディナーコースでも新之助を使用している。「土鍋で提供していますので、ふたを開けた時のツヤツヤした輝きと、大きくてふっくらとした粒に、驚きを感じられると思います」(駒澤マネージャー)。

新之助と日本海の海の旬を堪能できる静香庵のランチ。宿泊者向けの朝の和定食は、新之助とコシヒカリが日替わりで提供されているため、連泊すれば食べ比べもできる
新之助と日本海の海の旬を堪能できる静香庵のランチ。宿泊者向けの朝の和定食は、新之助とコシヒカリが日替わりで提供されているため、連泊すれば食べ比べもできる
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 刺し身や焼き魚といった日本海の幸は言うにおよばず、「どんなジャンルの料理とも相性が抜群」と太鼓判を押すのは、同店の平野徹夫料理長。「粒が大きいので、自然とかむ回数が増えて、かめばかむほどに甘みやコクが出てくるんです。食材と一緒に食べると、より甘みが感じられると思いますよ」(平野料理長)。

 静香庵は、新潟グランドホテルのほか市内の新潟日報社メディアシップ内に「FRENCH TEPPAN 静香庵」があり、東京・表参道の新潟館ネスパス内にも店舗がある。もちろん、すべての店で新之助を味わうことができる。

 日本一の米どころのプライドが詰まった新之助。コシヒカリとの双璧になり得るか、今年も注目度大の米であることは間違いない。

静香庵の平野徹夫料理長(左)は「米粒が主張している感じで、見た目がとにかくきれい」と語る。「みなさん、ご飯を見て『本当に粒が大きいね』とおっしゃいます」と同店の駒澤弘美マネージャー(右)
静香庵の平野徹夫料理長(左)は「米粒が主張している感じで、見た目がとにかくきれい」と語る。「みなさん、ご飯を見て『本当に粒が大きいね』とおっしゃいます」と同店の駒澤弘美マネージャー(右)
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(取材・文/エイジャ)