前回の「ストリートファイター」の興奮が冷めないゴールデンボンバー(金爆)の歌広場さんは、なかなかカプコンブースから離れようとしない。おや? 何かを見つけたようだ。向かった先には、9月20日にダウンロード版が発売されたばかりの『カプコン ベルトアクション コレクション』があった。
本作は、同社のベルトスクロールアクションゲーム7作品を1本にまとめたもので、『ファイナルファイト』や『ザ・キングオブドラゴンズ』など往年の人気アーケード作品が収録されている。コンシューマー機に初移植となる作品も2本あり、古参プレーヤーにとってはうれしいタイトルとなっている。
ベルトスクロールアクションは、ゲームは横方向に進めていくが、キャラは横方向にも縦方向にも動く。そのため攻撃の当て感を掴むのに少し時間がかかる。あれだけ遊んだ懐かしい『ファイナルファイト』も、久しぶりにプレーすると思うように攻撃が当たらない。
“デヤー”っと敵を倒していき、第1ステージのボスも無事撃破。「もうコツを思い出した。ノーダメでいきます」と言っていたが、さすがにそれは達成できなかったものの、格ゲーで鍛えたゲーム神経を随所に発揮していた。
懐かしの『天地を喰らう2』にしみじみ
続いて、本作に収録されている『天地を喰らう2 赤壁の戦い』をプレーすることに。「これやってたー! 懐かしすぎる」と、少年時代を思い出しながらしみじみとプレーする歌広場さん。
ゲーム内容としてはひたすら敵を倒していくだけなのだが、思わず夢中になってしまう魅力がベルトアクションゲームにはある。敵に囲まれるとボコられるので一瞬たりとも気が抜けないし、やられるともちろん悔しい。思い出補正を抜きにしても、これだけ作品にバリエーションがあれば十分楽しめるはずだ。
すると突然、Switch本体をスタンドから引き抜く歌広場さん。「Switchやべー! これゲームやりながらトイレ行けるじゃん!」と、初めて触るSwitchのほうに興味津々。アーケードゲームで楽しんだ作品を、携帯機でいつでもどこでも遊べる感覚が新鮮だったようだ。
レトロ感あふれるベルトスクロールアクションを満喫した歌広場さん。その感想は?
「ベルトアクションといえばカプコン。最新ゲームはもちろんだけど、昔のゲームもやってほしいというカプコンの想いや歴史を感じる作品でした。今回プレーしたのはどちらも名作。それをスイッチでやるというのが新しいですよね。往年のファンにも、そうじゃない若い人にも面白さを届けようとしているんだなと思います。でも試遊している人は、やっぱり年齢が高めでしたね(笑)。いや待てよ、ゲームから離れていた世代が最新ハードに触れる機会にもなるし、もしかするとそれすらも狙いかも!?」(歌広場さん)
(文/津田昌宏、写真/小林 伸、ヘアメイク/戸倉陽子)