投手と打者の駆け引きはプロ野球さながら

 東京ゲームショウ2018で開催されたエキシビションマッチのルールは、9イニングの攻撃を行うプロ野球と異なり、6イニングの攻撃となる。3対3のチーム戦で、プレーヤーは2イニングの攻撃と守備で交代。また、今回は特別ルールとして、ゲストの真中さんと岩村さんのデータを組み込み、代打として利用できる「代打俺」ルールが加えられた。

 試合は、ベンチ入り選手や打順、先発ピッチャーを決定後、オールイーストチームが先攻、オールウェストチームが後攻で開始された。オールイーストチームはイッキー選手、オールウェストチームはさんらいく選手が操る。

 1回表のオールイーストチームの攻撃は、すべてフライで終了。歴代の「実況パワフルプロ野球」シリーズではフライの着地点にカーソルを表示していたが、プロリーグの開始に伴いカーソルを表示しないモードも追加したという。1回裏のオールウェストチームの攻撃は、1アウトからセンター前ヒットでチャンスを作るも、その後が続かず。両チームとも無得点で終わった。

 2回表のオールイーストチームの攻撃は、ツーベースでチャンスを作り、レフト前ヒットで1点を得て先制した。それに負けずと2回の裏にはオールウェストチームにソロホームランが生まれ、試合は振り出しに戻っている。

 オールイーストチームはじゃむ~選手、オールウェストチームはてぃーの選手に交代した3回は、両チームとも無得点に終わり白熱した投手戦が続く。「実況パワフルプロ野球」シリーズの打撃システムは、ミートゾーンが広い通常カーソルと、通常カーソルよりもミートゾーンが狭くなるが打球の勢いが増す強振カーソルを選べるが、プロ野球eスポーツ選手のほとんどが強振を使っていた。カーソルが尋常でない速さで的確な位置に正確に動くところに選手のすごさを感じた。また、強振カーソルで打てないと判断したら、即座に通常カーソルに切り替えて打撃するなど、驚きのプレーの連続だった。

 また投手側も両チームともストライクゾーンギリギリの内角や外角を攻めるコースにストレートや変化球を織り交ぜて投げる。投手と打者の駆け引きは、プロ野球のそれそのままだった。また、守備位置を打者や状況に応じてこまめに変えるなど。実際の野球に通じる戦略も見られた。

 試合の均衡が破れたのは、4回裏のオールウェストチームの攻撃。ソロホームランの後、フォアボールやヒットで溜めたランナーを左中間ツーベースで2者を返し、勝ち越しに成功した。オールイーストチームはマエピー選手、オールウェストチームはたいじ選手に交代した5回と最終回の6回はともに無得点で終わり、4回裏の得点が決勝点となって、オールウェストチームが1-4で勝利となった。

司会の2人のほかに、解説として「実況パワフルプロ野球」のプロデューサーであるコナミデジタルエンタテインメントの谷渕弘氏が加わり、白熱した戦いを実況していた
司会の2人のほかに、解説として「実況パワフルプロ野球」のプロデューサーであるコナミデジタルエンタテインメントの谷渕弘氏が加わり、白熱した戦いを実況していた
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2イニングごとにプレーヤーが入れ替わるチーム戦で戦われた。2イニングが終了すると、その場でインタビューが行われた
2イニングごとにプレーヤーが入れ替わるチーム戦で戦われた。2イニングが終了すると、その場でインタビューが行われた
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打者は常に強振カーソルを、ピッチャーはストライクゾーンギリギリを狙う。投打の駆け引きはゲームでも変わらない (C)Konami Digital Entertainment
打者は常に強振カーソルを、ピッチャーはストライクゾーンギリギリを狙う。投打の駆け引きはゲームでも変わらない (C)Konami Digital Entertainment
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試合は1-4で後攻のオールウェストチームの勝利。試合後ハイタッチで勝利を称え合っていた
試合は1-4で後攻のオールウェストチームの勝利。試合後ハイタッチで勝利を称え合っていた
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(文/田代祥吾、写真/小林 伸)