ホール3のコーエーテクモゲームスブースでは、ガストの『アトリエ』シリーズ最新作である『リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~』の試遊を楽しむことが可能だ。
本作ではファンタジー世界での冒険を描いているが、しかし「世界を救う」ような壮大な物語は用意されて“いない”。不思議な架空世界で過ぎていく日常風景もまたゲームのなかで大きなボリュームを占めていて、その「日常感」と、冒険で得られる「高揚感」の両立がコンセプトとなっている。メーカー曰く、「やっぱり世界を救わない、日常系RPG」、とのこと。
タイトルにもあるように、主人公を務めるのは、おっとりした姉のリディーと、おてんばな妹、スールという双子の姉妹。2人は錬金術士の父を手伝い、「家族みんなで、国一番のアトリエに」と、売れないアトリエを営んでいるのだ。ある日、2人はアトリエの地下で1枚の絵画を発見する。その絵のなかには不思議な世界が広がり、現実では見たこともないような不思議な材料が山の様に転がっていた。この不思議な絵画との出会いによって、2人の夢は、一気に現実へと近づいていくのだが……。