東京ゲームショウ2017(TGS)2日目、おそらく東京ゲームショウ史上初と思われる異色イベントがセガゲームスのブースで開催された。

 通常、ブース内で開催するイベントといえば、人気ゲームの特別ステージや芸能人や声優、YouTuberが登場する公開イベント、ゲーム大会、新情報発表の場となることが大半だ。しかし、この日、セガゲームスが開催したのは、同社のゲームクリエーターを募るという中途採用リクルートイベントだった。

 20年近くTGSを取材している筆者にとっても、こんな人材募集イベントは初耳。なぜTGS開場で、しかもブースのメインステージで、かつニコ生でオンライン中継しながら開催するのか。セガって、そんな人材不足なの? 個人的にものすごく気になり、数あるライバル会社のブースやイベントを蹴って、こちらの公開イベントへ参列してみた。

大胆にもTGS会場で人材募集イベントを開催した「セガゲームス」。イベントの模様は、ニコ生で中継された
大胆にもTGS会場で人材募集イベントを開催した「セガゲームス」。イベントの模様は、ニコ生で中継された
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セガゲームスの現役クリエーター8名が登壇した
セガゲームスの現役クリエーター8名が登壇した
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 「中途採用バトル! 仁義なき戦い」と題した本イベントには、主に家庭用ゲームを開発するコンシューマーコンテンツ事業、オンラインゲームを開発するオンラインコンテンツ事業部、そしてスマホゲームの開発を中心にソーシャルサービスなども手がける「IP&ゲーム事業部」の3事業部に在籍する現役クリエーターが登壇した。各事業部の紹介、イベントへ参加するうえでの抱負を語り、その後他社のクリエーターに転職を促す(勧める)理由(特典など)を、90秒間アピール、(事業部ならではの社風を)川柳形式で述べよ、自慢という3つのテーマで各事業部の魅力を競い合った。

 川柳合戦では、『ぶよぶよ』シリーズの細山田プロデューサーが「ぷよぷよを おいもとめたら ぷよぷよに」というクリエーターあるある、もとい自虐ネタ(?)を披露していた(開発しているゲームによって自身の外見、衣装や雰囲気などが影響されるという持論をお持ちのようだ。たしかに、ぽっちゃり体型のゆるキャラ系……)。

コンシューマーコンテンツ事業部からは第1CSスタジオの細川副部長、第2CSスタジオの笠原部長と細山田プロデューサー
コンシューマーコンテンツ事業部からは第1CSスタジオの細川副部長、第2CSスタジオの笠原部長と細山田プロデューサー
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 対するオンラインコンテンツ事業部は、紅一点の小川プランリーダーが「企画書が 採用されて 高級肉」と詠んだ。川柳に込めた意図は、小川氏の実体験によるもの。同氏によると、オンラインコンテンツ事業部では、自身の企画書が採用されると、上司から高級なお肉を振る舞ってもらえるという伝統(?)があるそうだ。入社2年目で企画書が採用され、現在はそのときの企画(未発表)の制作にプランリーダーとして関わっているという。入社間もない新人であっても、実力次第で大きな仕事に関われるという、オンラインコンテンツ事業部の魅力アピールだった。

 3番目となったIP&ゲーム事業部の園山ゲームプランナーは、「いいところ なんでも取り込む 雑食さ」と発表。VRをはじめ、機械学習といった新しい技術などをどんどんとい入れた開発ができるところが魅力という。「マジメに作れといわれまして……。面白くなくてスミマセン」と、見るからによい人そうなオーラ全開で受け答えしていた(個人的に一番、好感が持てました)。

オンラインコンテンツ事業部からはオンライン研究開発部の田中部長、酒井プロデューサー、小川プランリーダー
オンラインコンテンツ事業部からはオンライン研究開発部の田中部長、酒井プロデューサー、小川プランリーダー
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IP&ゲーム事業部からは、開発統括本部の松田ディレクターと園山ゲームプランナー
IP&ゲーム事業部からは、開発統括本部の松田ディレクターと園山ゲームプランナー
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