ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアのPlayStationブースでは、バンダイナムコエンターテインメントのPlayStation VR向け新作「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード」を、2017年10月12日の配信前にいち早く体験できる。

「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード」PlayStation VR専用タイトルで、プレーヤーは家庭教師となりお嬢様「新城ちさ」とのコミュニケーションを楽しめる
「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード」PlayStation VR専用タイトルで、プレーヤーは家庭教師となりお嬢様「新城ちさ」とのコミュニケーションを楽しめる
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 「サマーレッスン」シリーズは、PlayStation VRが開発時から話題の、VRキャラクターとのコミュニケーション体験ゲーム。本作は、家庭教師として女子高生と一週間を過ごす「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」、第2弾のホームステイ中の女性ミュージシャンと過ごす「サマーレッスン:アリソン・スノウ 七日間の庭」に続くシリーズ第三弾となる。

 本作でコミュニケーションするのは、名家のお嬢様の「新城ちさと」。プレーヤーはパソコンの使い方から、マンガやゲームの楽しみ方まで、さまざまな現代社会の常識を教える家庭教師とコミュニケーションをとることになる。

「サマーレッスン」シリーズは、PlayStation VRの開発や発売とともに進化したVRコミュニケーション体験ゲーム。本作はその第3弾となる
「サマーレッスン」シリーズは、PlayStation VRの開発や発売とともに進化したVRコミュニケーション体験ゲーム。本作はその第3弾となる
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 というわけで、「なるほど、清楚なお嬢様とコミュニケーションできるのか!」と思いつつ、PSVRコーナーで体験してみました。

 目を開けると、そこには椅子に座るプレーヤーの周りを歩きつつ、魅惑的でかつやや上から目線で語りかけてくる新城ちさと様の姿が。どうみても、M属性にはたまらない系のキャラクターです。ありがとうございます。

プレーヤーが座る椅子の周りを、円状に歩きながら語りかけてくる新城ちさと様。前を向いたままシチュエーションを楽しむもよし、VRなので実際に振り返ってお嬢様を見続けることもできる
プレーヤーが座る椅子の周りを、円状に歩きながら語りかけてくる新城ちさと様。前を向いたままシチュエーションを楽しむもよし、VRなので実際に振り返ってお嬢様を見続けることもできる
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一般的なVRゲームではあまり見られない体験

 このサマーレッスン、基本的な操作は視線の向きや頭のうなずく動きだけで操作します。なので、プレー中はあまりコントローラーを気にする必要がありません。この「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード」では、両手が自由という利点を活かして、一般的なVRゲームではあまり見られない体験ができます。

 今回の体験プレーでは、新城ちさと様との会話のあと、なぜか手品をかけられるというシチュエーションを楽しめます。何本もの剣で刺される系の。

「サマーレッスン」定番の、偶然顔が近くなるシチュエーションも楽しめます
「サマーレッスン」定番の、偶然顔が近くなるシチュエーションも楽しめます
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 この手品のシチュエーション中、プレーヤーは新城ちさと様のオーラやゲームの雰囲気から、自主的に「腕をあげないといけない」という強迫観念に襲われます。もちろん実際に腕を上げる必要は一切ないのですが、空気を読んで“腕を上げて新城ちさと様のなすがまま”というシチュエーションを受け入れたほうが、VR世界により没入できて圧倒的に楽しいのです。周りから見ると滑稽ですが。

マジックにかけられた筆者。“腕を上げて怖がる演技をしないと、没入感が削がれて面白くないぞ”というゲーム中の雰囲気に呑まれてしまう。新城ちさと 七曜のエチュード(基本ゲームパック)の価格はダウンロード版が2980円(税込)、デラックス版が8320円(税込)
マジックにかけられた筆者。“腕を上げて怖がる演技をしないと、没入感が削がれて面白くないぞ”というゲーム中の雰囲気に呑まれてしまう。新城ちさと 七曜のエチュード(基本ゲームパック)の価格はダウンロード版が2980円(税込)、デラックス版が8320円(税込)
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 VRゲームといえば、プレーヤーがモーションコントローラーを使って仮想空間で自由に活躍したり、サマーレッスンでも女性と偶然近い距離に接近するなど、プレーヤーが仮想世界へ自由に干渉できることが楽しいという作品が大半です。

 ですが、本作「サマーレッスン:新城ちさと 七曜のエチュード」では、仮想空間のお嬢様の動きや発言、雰囲気に対して、プレーヤーが無意味でも自主的に体を動かす、役を演じることが楽しいといった異なる要素の楽しさがあります。

 VRゴーグルの持つ没入感を活かして人の感情を揺さぶるタイトルは、ホラー系VR以外だとあまりありません。それだけに、VRのギャルゲーの可能性を知りたい人、VRの表現手法に興味がある人、お嬢様に命令されたい人は、ぜひ本作を体験してみてはいかがでしょうか。

(文/島徹、写真/赤坂麻美)