勇なま登場でVRゲームの広がりを実感

 個人的には、『V!勇者のくせになまいきだR』(以下、勇なま)が新鮮だった。本作は、プレーヤーが「破壊神」となって「魔物」を繁殖させ、「勇者」を倒したり、勇者たちの城を攻め落としたりして遊ぶリアルタイムストラテジー。RPGでおなじみのフィールドを、ジオラマでも見るように俯瞰でき、プレーヤーの左に魔王(CV: 関智一)、右にはムスメ(CV: 小清水亜美)が立ってアドバイスをくれるので、魔界の愉快なお友達とボードゲームを楽しんでいるような気分で遊べる。

勇なまの試遊コーナー。2台が用意されている
勇なまの試遊コーナー。2台が用意されている
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 基本的には斜め上からフィールドを眺めるので(視点切り替え可能)、世界を手のひらの上で動かしているかのような“悪い”全能感が味わえるし、VR酔いなどとも無縁だ。PS 4のゲームコントローラーがVR映像では「神コン」という魔界風(?)デザインになって、より多機能なユーザーインタフェースに早変わりするのも、「破壊神」気分を盛り上げてくれる。

フィールドを見下ろしながら遊ぶ。VRゲームには珍しい眺めだ(C)Sony Interactive Entertainment Inc.
フィールドを見下ろしながら遊ぶ。VRゲームには珍しい眺めだ(C)Sony Interactive Entertainment Inc.
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手に持ったPS 4のコントローラーが「神コン」に早変わり(C)Sony Interactive Entertainment Inc.
手に持ったPS 4のコントローラーが「神コン」に早変わり(C)Sony Interactive Entertainment Inc.
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 いわゆるホラーやアクション、美少女といったVRといかにも相性のよさそうなゲームとはまた違った方向でVRを生かしているのが、この勇なまといえそうだ。一つ“ひねり”を加えたこのタイプのソフトの登場が、VRゲームの質的な広がりに拍車をかけていくのかもしれない。

直感的に操作でき、15分程度の試遊で城を一つ攻め落とせる(C)Sony Interactive Entertainment Inc.
直感的に操作でき、15分程度の試遊で城を一つ攻め落とせる(C)Sony Interactive Entertainment Inc.
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ゲームの性質上、試遊しても、あまり派手なリアクションは生まれない
ゲームの性質上、試遊しても、あまり派手なリアクションは生まれない
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(文・写真/赤坂麻実)