「自分たちはゲーム事業を行っているんだ」

――先ほど『LINE:ディズニーツムツム』を海外向けにFacebookインスタントゲームでリリースするという話が出ましたが、2017年、2018年の海外戦略はいかがですか。

奥井氏: 2018年1月にローンチされたオンラインゴルフゲームの『LINE PANGYA(ライン パンヤ)』は、タイ・台湾を含む東南アジアで人気になり、タイではストアランキングの上位に入りました。東南アジアは我々が強みとしている地域なので、積極的に展開していきたいと思います。

タイ・台湾を含む東南アジアで人気のオンラインゴルフゲームの『LINE PANGYA』 (C)NCSOFT Corporation & NTREEV SOFT Co.Ltd All Rights Reserved.
タイ・台湾を含む東南アジアで人気のオンラインゴルフゲームの『LINE PANGYA』 (C)NCSOFT Corporation & NTREEV SOFT Co.Ltd All Rights Reserved.
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 長期的な視点で言えば、中国・米国は市場規模の観点で魅力的です。自分たちの方向性を大切に、選択しながら進めていきたいですね。

――海外展開ではやはり、LINEというプラットホームを広めていきたいという考えもあるのでしょうか。

奥井氏: 2015年ごろまではそうした意識が強く、LINE GAMEはLINEユーザーの満足度を高めるためのものという位置づけでしたが、次第にゲームそのものの重要性が増してきました。海外に限らず、日本でもここ数年は「自分たちはゲーム事業を行っているんだ」という自覚がどんどん強くなっています。

――最後に、2018年への意気込みをお願いします。

奥井氏: 2017年に準備したタイトルが2018年に1つでも多くヒットしてほしいというのが素直な気持ちです。その中でLINE GAME全体として私たちが描くシナリオに対して、実際自分たちが今どういう状況にいるのかを俯瞰し、真摯に受け止めていきたいです。うまくいけばそれは喜ばしいし、世の中に受け入れてもらえなければ軌道修正を行う。どちらにしても学びはあるし、それをスピーディーに行うことで、その先のやるべきことが新たに見えてくると考えています。

LINE、高まるゲーム事業の重要性 ミドルコア層に挑む(画像)
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